見出し画像

ある日タクシーに乗った

そのタクシーの運転手さんは私よりも年上なことは容易に見て取れた

行き先を告げると心地良い加速と共にタクシーは走り出した


初めのうちこそ会話が成り立っていたが、

どういうわけかその運転手さんの滑舌がみるみる悪くなり、

しかもかなりキツい現地の方言を交えた言葉が投げかけられるようになった


後部座席に座った家族は急に口をつぐんでしまった

かくいう私も運転手さんが何を言っているのか全く分からなくなってしまっている 

しかし運転手さんは饒舌で楽しそうに笑いながら助手席に座っている私に話しかけてくる


運転手さん「○○が✕✕で△△uyなんよ」

私「へー、そうなんですねぇ」

運転手さん「ウニャウニャがホニャホニャでdkflsjslkfkじゃ・・あっはっはっはっ」

私「そうなんですか、色んなことがありますねぇ、アッハッハッハ」

運転手さんとの会話は途切れることなく10数分間続いた


程なくして目的地に到着した 

私はタクシーを降りると「ありがとうございました」と礼を言った

運転手さん「gfglhkssl・・ajflksd・・」

運転手さんの爽やかな笑顔と共にタクシーは遠ざかって行った


妻「あの運転手さんが何を話してたのかよく分かったね」

私「全く分からなかったよ」

家族一同「(??)でも話ししてたじゃん」

私「でも全く分からなかった」

家族一同「笑笑笑」

妻は地元の出身だが運転手さんが何を言ってたのか全く分からなかったらしい


楽しいコミニュケーションを取れて笑い合えた

それで良いじゃんね

良かったよ


ひょっとしたら私は火星人とでも和んで笑い合うことが出来るんじゃないかと思えた

お互い人間同士、言葉が分からなくても笑い合えるなんて楽しい、最高だ

あれ?火星人とじゃ人間同士じゃないじゃないのか

そんなこと言うと火星人差別になってしまうのか

まあいいや、

和んで笑い合えれば、

それで良いよ

それがいい

いつもご支援頂きましてありがとうございますm(__)m かねてよりの私の嗜好品でありますお菓子ですがいまだに安売り継続中です なのでいまだに買って食べております(^-^)/美味しいから満足です^^)v