中央本線で東京→名古屋+飯田線に寄り道
2022年7月下旬、夏の18きっぷシーズン到来。ちょうど、名古屋に用事があったので、未乗区間の乗りつぶしを兼ねて、一般的な東海道線ルートではなく、中央本線ルートで東京から名古屋に移動しました。
今回の行程の目的は主に以下2つです。
・未乗区間の完乗(上諏訪~岡谷、辰野~塩尻、塩尻~千種)
・カレーショップC&C小黒川店
中央東線
この日は池袋駅からスタート。18きっぷ1日目の欄に印をもらって、埼京線の新宿止まりで新宿へ。売店で朝食(サンドイッチ)を購入。後ほど、立川から乗る特急あずさの車内で頂く予定。
新宿から立川までは中央特快。下りとはいえ、通勤時間帯なので座るのは無理そうな混み具合。朝の景色をドア側に立って眺めていましたが、朝一で一定時間直立するのが久々だったせいか、降りる予定の立川の直前で体調に異変が…。経験上、すぐに脳貧血を予感。早く着いてくれ…と願ったところで立川に到着。おぼろげな視界の中、何人かの方に肩をぶつけてしまった感触を感じたところで意識が瞬断して、あえなくホームに垂直に尻持ち。中年の女性から声を掛けて頂いたのにハッとして「大丈夫です」と意識を持ち直して、ホーム中央の構造物の壁沿いにしゃがんで体調が戻るの待ちました(脳貧血のベテランなので対応には慣れ)。往来の多いホームでしゃがんでいるのは人目が気になるので、視界にモヤモヤがなくなったタイミングで目前にあった待合室に移動。椅子に座った状態での復調を待ちます。この日は、あずさの乗車予定時刻までに、20分ほど余裕を持って立川駅に着いたので、なんとか回復の時間をとることが出来ました。
同じホームから、特急あずさ3号に乗車。現行のE353系に乗るのは初めて。車内は綺麗で静かで新鮮な印象です。指定席の窓側を予約していましたが、全体的に予想以上の乗車率。ビジネス、観光(登山客)でこんなに需要があるんですね。隣席にも乗客の方がいらしたので、窓側を向きながら控えめに朝食をいただきました。
席はA列?なので、眺めは山の斜面の割合が多かったですかね。体力も順調に回復して、ウトウトしている間にあっという間に乗り換えの小淵沢駅に定刻で到着、9時36分。ホームに下りると、もういきなり空気が良い!
小淵沢からは在来線で岡谷まで向かいます。待つこと6分で松本行きに乗車。車窓から諏訪湖が見れるように、進行方向左側の席を確保。平日ですが通学時間も過ぎてるので車内は空いてました。小淵沢から50分程で岡谷駅に到着。上諏訪~岡谷間は未乗区間だったので、これで乗りつぶし完了。ここからは、寄り道のために飯田線に乗り換えます(厳密に言うと辰野駅からが飯田線)。線路下の通路をくぐって、急いで0番線へ。
飯田線
飯田線に乗るのは実に18年ぶり(当時の写真など)。その際に全区間を乗り通して、(いろんな意味で)もう2度と乗らないだろうな…と思っていましたが、まさか飯田線沿いに用事が出来るとは…。2両編成の天竜峡行きで岡谷をスタート。車内は思ったより混んでました。結構ビジネス移動の方が多かった印象。のんびり田舎の風景を眺めること1時間弱で伊那市駅に到着。駅前は人の往来は多くないものの、ロータリーには常時タクシーが数台待機しているようでした。今回の目的の「カレーショップC&C小黒川店」は、中央自動車道の小黒川パーキングエリア下りの売店内にあり、この小黒川PAには一般道から徒歩で進入・利用することができるようになっています(ぷらっとパークという施設らしい)。距離は、伊那市駅からは徒歩30分ほど。歩けなくない距離ではありますが、無理せずこちらのタクシーを利用します。
とはいえ、運転手さんに場所が伝わるのか?という不安がありましたが、「小黒川PAに外から徒歩で入れるところがあると思うんですが…駐車場もあって…モゴモゴ」という感じで説明すると、何となくピンと来てくれたようで無事に発車。道中で運転手さんに、何故に駅からPAに行くのか聞かれたので、正直に「都内のカレーチェーン店が東京以外で唯一ここにありまして…」と、長野まで来てC&Cの説明をする羽目に…
下車時に「楽しんできてね~」と声を掛けていただきw、小黒川PAに到着。乗車時間は10分弱、タクシー料金は1,300円位でした。
PAの売店まで来てみると、はいありました「カレーショップC&C」の看板。都内の各店舗では珍しくなった旧ロゴの看板です。
建物内は売店・食堂があり、食堂の一コーナーとしてC&Cがあります。こちらの小黒川PA店はフランチャイズ店だそうです。屋内に入ると、ごく普通のSA/PAの食堂の風景ですが、看板などは確かにC&C。食券機は通常の食堂メニューと兼用のようでした。
C&Cといえばのカツカレーなどメニュー種類は色々ありましたが、都内店舗では見かけない「ウインナーカレー」を注文(ウインナーはトッピングではあるけど、メイン具材でのメニューにはなっていないはず)。
もうお味は見ての通り、何のひねりもないC&Cです笑
駐車場超しに山並みを眺めながらのC&C、最高です。
食後はPA内を散策。
食後のコーヒーが済んだところで、伊那市駅に戻ります。復路はPAから少し歩いたところから路線バスに乗れるようだったので、坂道を5分下ってバス停にやって来ました。が。
思いっきり、人の家の畑にバス停がありました笑
ほぼ定刻で、やや古めの中型バスがやって来ましたので乗車。ほかに乗客は2組位でしたでしょうか。
途中の伊那中央病院でほかの全乗客が下りてしまったので貸し切り状態に。しばらくして伊那市駅に着きましたが、降りようとしたら乗務員さんがややビックリしてたので、誰も乗ってないと思っていたのかもしれません。
再び飯田線で同じルートを戻ります。復路は転換クロスシートの車両。
辰野駅で塩尻行きに乗り換えるため下車。いつの間にか、えらい快晴になってました。日差しが目に痛い。
辰野支線
辰野~塩尻は、存続意義について諸説ある区間のようですが、、平日の昼間でトータル15人位の乗車だったかなと思います。
何の変哲もない田舎の風景を眺めること約20分で塩尻駅に到着。
塩尻駅といえば、あの蕎麦屋です。
東口駅前に出てみますと、観光地らしく整備がなされていて綺麗でした。観光案内所もこちら側。
反対の西口は昔ながらの駅舎の雰囲気が残っていました。駅名の看板が漢字一文字ずつになっているタイプの駅って良いです。
徹底したワイン推し駅です。特急を待つ間にホーム売店に寄ってみました。
午後も遅い時間でしたが、まだ駅弁も在庫があって気になりましたが、ボリューム的に少々重そうなので、高そうなリンゴジュースをチョイス。
中央西線
しばらくして名古屋行きの特急しなのがやって来ました。律儀に指定席での乗車にしましたが、すごい空いてたので自由席で良かったかも。
名古屋方面に向かって右の窓側、A列でした。木曽川を眺められるかなと思ったのですが、この時間帯だと西日がキツすぎて長時間は窓の外を見てられなかったです。とはいえ、風光明媚な路線でした。ずっと山間を進行しますが、途中の木曽福島駅ではカラフルな御嶽海関(出身地)の幟が忽然と現れるのはなかなか感動的。ダム好きにも嬉しい眺めあり。
特急しなのは名古屋行きではありますが、18きっぷ活用のため中津川駅で下車。ここまで標高が下がると、だいぶ暑さに危険なものを感じました。観光までの時間はありませんが、駅前をちょっと散策。
駅前広場には何やら色々と設置してありましたが、全くと言っていいほどに統一感がなくカオスな様相を呈していました。先ほどの塩尻駅の整然としたワイン推しとは対照的です(が、個人的にはこういう雰囲気は嫌いではありません笑)。駅自体にも何とも言えない味を感じるスポットが各所にありました。
中津川は名古屋行きの始発となります。ちょうど入線してきたのが前方車両のみ転換クロスシート(残り車両はロングシート)だったので、2両目あたりまで走って窓側席を確保(必死)。のんびり夕暮れの景色を眺めながら名古屋に向かいます。
日が落ちきる前に名古屋駅到着。暑い…。
ディナー(お弁当)を閉店前の名鉄百貨店で買い込んで、宿に向かいました。が、この道中も暑かった…。
朝から活動していた割に、お弁当のセレクトが地味なあたり、だいぶ暑さにやられています。お弁当のほかに、名駅といえばついつい寄ってしまうサンロードの妙香園にてペットボトルとバウムのほうじ茶コンボを購入。
平時であれば何か購入すると、お抹茶を出してくれるお店ではありますが、この時は感染症対策ということでティーパック進呈となっていました。とはいえ有難いサービスです。
以上、やや特殊ルートでの東京~名古屋移動の記録でした。
(翌日の用事は別記事予定)
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