すべての天体は【未来創造】へ到達する
戦争と平和を限りなく繰り返す「カオスの状態」
すべての天体文明が、最後に到達する魂についての考えです。
明らかに魂というのは輪廻転生します。
ヒンズー教では大宇宙の寿命が311兆年と言われています。
そして人の魂が完成するまでに約100万年の輪廻転生を繰り返す。
したがってある天体には様々な過去世を経た魂が同居しています。
そして当然それぞれの魂のステージが違います。
たとえば、幼い魂は唯物的傾向を持つ、物質にとらわれる。そして魂が成熟してくると、徐々に自分の霊性を自覚して、内なる神を求めるようになる。
魂のレベルも、輪廻転生のストーリーも、まったく違う魂が同じ天体で生活します。魂の成熟度合いも違うし、体験も知識も全部違います。
その結果何が起きるかというと答えは一つ。
「カオスの状態」
戦争と平和を限りなく繰り返す。
これはどの星でも起きることです。
前世の旅はいつか興味を失う
現在起きていることを過去に原因を探っても意味がありません。
過去私は誰だったのか?前世が誰だったのか?
「前世の旅」と言うのはいつか興味を失います。
それをやったところで、現状の問題が解決するわけではありません。
もう一つ根本的なことがあります。
確かに人は前世を持っています。
それが魂の中に記憶として内在されています。
では前世と同じような人生を送るかと言うとそれはほとんど無い。
それはむしろ好ましいことです。
人の魂が前世に引きずられて同じパターンを永遠と繰り返すだけであれば、何の意味もありません。やはり少しずつ変化していくから楽しいのです。
そこに成長の喜びもあります。
前世が今世に与える影響度合いは、僕が見るところせいぜい20%にすぎません。
生命磁場 死霊 生霊の影響
前世を知っても今世はむしろ、地域の影響、社会環境、昔その土地で合戦が行われたというような「生命磁場」の影響を強く受けます。
自分と似通っている思想を持った霊魂がその人に作用すこともあります。
これは死者の霊「死霊」のことです。
もちろん生きている霊の念波の影響も受けます。
どんな霊的影響力があるのかを見ること
司馬遼太郎は坂本龍馬を小説で描いています。
そこに描かれているテーマは、時代の風、時代の霊的な影響力、自分より先に死んでいった友人たちを自分の背中に背負いながら、龍馬は時代を駆け抜けていった、そんな表現がされています。
龍馬は死者の霊を背負って生きた。
龍馬の前世がそのような生涯を送らせたのではなく、その時代にともに息を吸って自分より先に死んでいった者たちの念を抱えて生きていった。
龍馬に限らず世界的な偉人と呼ばれる人たちは、そうした土地の霊や、あるいは、今は地上にはいない尊敬する人たちの息吹を纏って、彼らが成し遂げたかったことを自分がやっているだけなのです。
いわゆる人間は役者ですから、前世を知ってもその人の一生を見通すことはできません。むしろその人に、どんな霊的影響力があるのか?そこを見ることが必要です。
80年のリズムと幕末の波動的影響力
時代の波動的な影響力というのがあります。
僕は昔「天占易学」というのを作りました。
天占易学は80の倍数で歴史が繰り返されるというものです。
今から160年前に起きた「桜田門外の変」をきっかけに、外国の諸勢力が日本に入ってきた。それに対してどう対応していくのかが、幕末の大きなテーマでした。
時代の波が80年のリズムでやってくるとすると、今は幕末と同じような波動的影響力の中にあります。
歴史のリズムがその時代に生きる人たちに影響を与えています。
そういった点から考えると、20%がその人の前世の影響力で、残りの80%はむしろ前世以外のものから影響を受けていることになります。
オーラに纏う霊衣(霊的衣)
霊的視力が発達した人は人の背後に何かの霊を見ることができます。
その背後の霊をその人の前世だと勘違いしやすいのですが、もしろその人とぴったり波長の合った霊的存在だと見た方が正しい場合が多い。
それは、その人のオーラの中に纏っている「霊衣(レイイ)」霊的衣というものです。
個人を占う上でも、あるいは国家、地球の歴史を占ううえでも、前世のファクターは20%くらい、残りの80%はその時代の環境からくる影響力の方がはるかに強いわけです。
これを見落としたのでは、行く末を見通すことは難しい。
「未来創造」この世に生まれる理由
僕は前世を知ったところで今の人生に起きるすべてのことが説明できるとは到底考えていません。
ある人物の前世を見ても、その時のように生きる確率は極めて低い。
むしろ周りの影響力が強い。
ですから過去に原因を探ってもほとんど意味がありません。
ここから導かれる結論は、「未来の創造」です。
やがてすべての天体文明はここに到達します。
どうやったら明るい未来が創れるのか?
そこに関心を持ってもらいたい。
過去の延長にしか過ぎないものを見ても世界は変わりようがありません。
人間は何のためにこの世に生まれたのか?
それは歴史を創りかえる、未来を創りかえるために生まれてきたのです。
未来創造に向けて、僕の話を理解していただきたいと思います。
一霊四魂の仕組み
霊魂を考える上で「一霊四魂」というのは非常に取り組みやすい考え方です。
奇魂(知性・知恵)
(幸魂ー情緒・感情) 和魂(理性・コミュニケーション力)
荒魂ー意欲・意志・肉体
知性というのはどこまでも原因と結果を掘り下げていきます。
肉体というのは筋肉は人を裏切らないと言いますが、トレーニングを重ねるにしたがって成果が積み重なっていきます。
縦軸の奇魂(知性・知恵)と(荒魂)肉体は表裏一体の関係です。
また感情が落ち着いていると、他人と余裕を持って付き合うことができます。したがって横軸の幸魂(感情・情緒)と和魂(コミュニケーション力)は表裏一体の関係です。
過剰と不足「魂のアンバランス」
二つの角度から考えてみましょう。
人生である分野を過剰に行うとどうなるか?(やり過ぎた)
人生である部分が不足するとどうなるか?(やり足りない)
人が生まれ変わってくるということは、何かをやり残したのか、ないしは悔いが残っているということです。
前世で魂のアンバランスが生じて、それを成し遂げるために人は輪廻転生すると考えられます。
そして過去の人生で行った行為が過剰か不足かで、今世の位置付けが若干変わる可能性があります。
このように魂というのは行ったり来たりを繰り返しながら、過剰または不足の部分を補う動きをします。
形を変える「魂の転換」
今度は違う観点で魂の生まれ変わりを考えてみましょう。
前世、今世、来世というタイムラインがあります。
奇魂(知性・知恵+知識)
幸魂(情緒・感情)
荒魂(意欲・意志・肉体)
和魂(理性・コミュニケーション力+体験)
私たちは誰かに自分の前世を指摘されたとしましょう。
でも私たちはその前世の知識と体験をありありと思い起こすことはできません。要するに奇魂と和魂については前世の記憶がまったくない状態です。
ただ感情の幸魂、肉体の荒魂については変えられない一生の基盤として与えられています。
何かの風景を見て涙が出たりするのはそれこそ前世の名残りでしょう。
でもどこかの海で溺れたという体験は顕在意識には登場しない、思い出すことはできません。だけど感情的な好き嫌いや肉体の体質は、明らかに前世の名残があることを自覚できます。
つまり私たちは前世について、情緒面、気質、体質を通しておぼろげながら想像することができます。
知識、情報、体験についてはほとんど顕在意識に出てくることがありませんが、その前世の知識や体験は実は情緒や肉体の体質に反映されています。
奇魂(知識)と和魂(体験)は今世においては潜在化されています。そしてそれは幸魂(情緒)か荒魂(肉体)に形を変えています。
これを僕は「魂の転換」と呼んでいます。
魂の転換現象が行われているのです。
前世の影響からフリーな「白紙の心」
そして今世では、奇魂(知識)と和魂(体験)は前世の影響からはほとんどフリーの状態です。
これを「白紙の心」と言います。
フリーの状態で新たな人生体験や新たな感情を経験して、幸魂(情緒)と荒魂(肉体)に情報を送っています。
それが来世にまた引き継がれ、それを限りなく繰り返していくのでしょう。
来世のベースを創る転換の法則
数学者の岡潔も言ってますが、僕も優れた音楽を聴くとヒラメキが起きる。
知識はやがて感情を創る、その働きこそが「転換」です。
対人関係が穏やかだと肉体にも良い影響がある。
つまり私たちが今世で奇魂や和魂を使って新しい自分を創ろうとする。
それは転換の法則にしたがって、知識はやがて良き感情となり、良き対人関係は良き体質となる。
来世はそれをベースとして人生が始まります。
新しい未来を創る「逆転換の法則」
ではどんどん情報が送られて蓄積されていく幸魂(情緒)と荒魂(肉体)は、今世の運勢に何の影響も与えないのかと言うとそうではありません。
「未来の創造」の観点からいくと、今度は魂の「逆転換」が起きます。
肉体をととのえると運が良くなる。不思議とお金の巡りにしても仕事の巡りにしても豊かになっていきます。
この逆転換こそが「未来の創造」につながる道です。
魂の原理と新しい一霊四魂
ですからいたずらに前世を探るだけではなく、「魂の原理」は新しい未来を創る方向に活用できます。
僕はそのように、新しい一霊四魂の見方を提唱したいと思っています。
時を加速し時の矢印を立てよ!
人が前世の知識や体験を容易に思い出せないのは、創造神は「過去を詮索する必要はない」と言っているわけです。
では未来を創造する上で何が指針になるでしょうか?
それは「時を加速せよ!」です。
地球に生きる誰もが「時の矢印」を持っています。この「時の矢印」をどんどん前向きに立てていけば、地球には明るい未来がやってきます。
「時の矢印」立てるということは、まだ見ぬ未来に向かって希望と意志を示すこと、刻印することです。
ただ不安な面持ちで未来に何が待ち受けているのか?それをただ受け身で待つのではなく、私たちの方から「希望とこうするぞ!という意志」を投げかけていく。それによって新しい未来を創造することができます。
地球人口は80億のリミットを超えている
地球の人口が80億に達すると食料の点からリミットに到達しつつあります。そうすると新しい食料を作るかもしくは新しい天体を設置するしかありません。
これ以上人口が増えたら困る一部の人たちもいたのかもしれない。そこから人口削減などの話が出てきているのかもしれません。
地球は2022年12月に80億に達しました。ここから先私たちはどういう食生活を送るのか、どういう食料を作っていけばいいのかといった問題を誰もが考えていかなければならない。
この先何が待ち受けているのかと悲観するのではなく、新しい未来を創らなければいけない。
過去の波動「時に追いかけられる生き方」
「時の流れ」が過去から未来に向かって流れているとすると、私たちは時に追いかけられるような生き方をしていることになります。
時のあとをついていく、時の後ろ姿を見ながら生きている
それは過去の波動の中に生きているということになります。
時の加速と現実化
今起きている問題をテキパキと対処していくと私たちは現実を生きていることになります。
先々に起きることをあらかじめ予測ないしは計画をして先手先手を打つ。
これは時を追い抜いたことになります。
私たちは時を追い抜いた分だけ若返り
時に抜かれた分だけ年老いる」のです。
「時を加速する」ということは「自分の生きる時を加速する」ということです。そのために必要なものは「意志」です。
自分の希望と意志を優先させ、自分のタイムテーブル、タイムラインを創る
それに向けて着々と実行していく、それが「時を加速する」ということです。
真実の調和が大宇宙の姿
積極的状態と消極的状態と中庸の状態
生きるということは3つのステージがあり、この3つを交互に繰り返しているのが人間です。したがって永遠に穏やかなままの対人関係も無ければ心もありません。
宇宙そのものも膨張と収縮を、創造と破壊を、果てなく繰り返しています。
永遠に止まった状態のものはありません。
だから実在の世界、死後の世界においても、悟った人間が常に静止状態で穏やかであるということはない。
誰もが中庸を横切りながら、積極と消極を繰り返しつつ次のステージに向かって進化向上していきます。この繰り返しの中で、真実の調和された状態が実現されていきます。
調和の状態とは静止した状態ではなく、地球も世界も何千年も何万年も平穏な状態が続くことはありません。
それが大宇宙の姿で、なおかつ魂の姿でありましょう。
力のダイナミズムと歴史の力学
織田信長がやったことは実権を貴族政治を武士階級に移したことです。
さらに大きな流れでとらえると、天皇中心の政治が貴族政治へ、武士の台頭、商人の台頭へと移行していきます。
社会階層で言うとピラミッドの頂点から底辺に向かって「歴史の力学」が働いています。
あたかも物体が上から下へ落ちていくように、力のダイナミズムは上から下へ流れていきます。
天皇が初めて国家を意識して国民に明らかにされたのは「大化改新」の前後、645年天武天皇の時です。それから200年経って藤原家が出てきました。始祖は藤原鎌足つまり中大兄皇子です。
聖徳太子と一緒に天皇中心の中央集権国家をつくりました。その流れが藤原家に伝わり、次は藤原家が単独で力を持つようになりました。
866年、藤原家は皇族以外で天皇に代わって政治を行う「摂政」という地位についた。貴族政治の始まりです。
935年、平将門の「将門の乱」、西では「藤原純友の乱」が瀬戸内海中心で起きた。武士の台頭が始まります。
江戸になって、今井宗久、紀伊國屋 文左衛門は林業などを中心に力を蓄えていきました。それが幕末の維新の志士たちに大きな資金力を提供していく、そして幕府転覆の大きな原動力になっていきます。
明治になって再び軍人が台頭していきます。
戦後になって商人が日本経済の復興に大きな力を発揮しました。
平民チャレンジャー「異形の民」
このように歴史の力学が上から下へと大きなダイナミズムで流れていくとすると、次に出てくるのは平民「一般庶民」です。
一般庶民が初めて産声をあげていく、こんな動きが我が国でも起きることでしょう。
平民チャレンジャー
これを僕は「異形の民」と呼んでいます
庶民が初めて産声をあげて、自分が思う考えることを表現することが2023年以降起きていきます。
世界を変えるマゼラン衝動
かつて世界規模で世界の歴史を大きく変えた人物がいます。
それは「マゼラン」です。
マゼランは初めて世界一周をしました。
コロンブスは新大陸、つまりアメリカを発見した。
マゼランは1519年9月20日、5隻の船を率いてスペインの港から出航した。
のちに自分がとった行動が世界史を大きく変えることになろうとは想像だにしていなかった。
マゼランはポルトガル人ですが国王と不和になってスペインの王様から資金のバックボーンを得ていました。
マゼランの出現により、それまでは国という一つの地域に限定されていた商業の争いが世界規模で広がっていきます。ここから商業経済が国の命運をかけた世界規模の経済戦争に展開していきます。
マゼランはとてつもない大きな影響力を与えた。
このマゼランの歴史が今の私たちが立ち上がる時の大きな原動力になるのではないか。
当時は人と人、国と国の「対決」という現象であったが、今は人も国もそれぞれの「個性が開花」する方向に働くことになります。
これを僕は「マゼラン衝動」と呼んでいます。
この「マゼラン衝動」によって、言いたいことが初めて言えるようになる。
どんな偉大な人も、最初はちょっとした我儘からスタートします。誰かが我儘を言わない限り世の中は変わりません。
今の社会をもっと良い方向に変えるために、様々な立場の人が意見を言う。
それは専門家だけでなく、素人も門外漢も普段から感じていることを素直に表現する。
今まさに、「マゼラン衝動」が再び起きるのではないかと予測しています。
2023年1月 Dr.Shu 五島秀一(撮影協力 足立療術院)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?