大天使ガブリエルとともに〜光の道へ
はい
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐きます
あなたの前に、大きなパイプオルガンが置いてある、小さな小さな素敵なステンドグラスがいっぱいある教会。
その礼拝堂の前で、あなたは手を合わせています。
その礼拝堂は、システィーナ礼拝堂と呼ばれます。
この礼拝堂は、その基礎は18世紀の終わりにつくられ、もちろんそれ以前からもありましたが、しばしば、イエスや聖母マリアが訪れる神聖な場です。
そしてそこであなたは、この18世紀の終わりに、礼拝堂で手を合わせていますと、聖書の中に、
「見よ、聖霊は鳩の如く神の近くにいて御業をなしたもう」
という一説があり、「なぜ鳩なのか?」そのことに思いを集中し、巡らせています。
そうしますと、眼の前に本当に、両方の翼が8メートルもあろうかと思われる聖霊、大天使がやってきます。
この時代あなたは、二人の子どもを持ち、そして二人とも大きな戦争に駆り出されて、戦死してしまいます。
母親でありながら、自分よりも先に死んでしまった子どもがいると、母親はとても辛く、自分は母親としての務めを果たせていないのではないか。
自分には、どこか大きな間違いがあるのではないか。
母親として失格ではないか。
そんなふうにして自分を責める思いで、礼拝しておりました。
そして、大天使が現れたときに、あなたはこう聞きます。
すると天使は、このとき来た天使はガブリエルであります。
こんな話をします。
それを聞いてあなたはホッとしました。
何かを成し遂げたから、神の近くに行くのではありません。
神を切に求めたから、神の近くにいくのです。
この世では、何かの気持ちを持っても、きちんと結果を出せなければ評価はされませんが、あの世はそうではありません。
何かを切に乞い願う。
それが天国に至る、最大の鍵なのです。
しかしよく覚えておきなさい。
今の時代は物質文明の時代ですから、結果が出せない人間は、どんどんと競争に敗れて、隅に追いやられます。
しかし2000年を過ぎたある時期から、真剣に乞い願うものだけが、結果を出せる時代が来ます。
それは太陽に住んでいる天使たちが、地球に住む人間の思いを鏡のように反射する時期が来るからです。
そしてこうなりたいと願えば、太陽に住む天使たちが、
「それではそうなりなさい」と、鏡のように想念を返します。
そんな時代が来るのです。
どの惑星においても、言霊の法則というのがあり、どの惑星においても念じたことがそのまま形になりますが、地球だけがずいぶん遅れていました。
科学といえば、モノを中心に考えるクセがついてしまいましたが、言霊というのも科学なのです。
良い言葉を使えば、必ず良い結果が生まれる。
信仰だけでは十分ではありません。
神を真剣に求めながら、明るくて、元気のある言葉を使うことです。
信仰の法則と言霊の法則。
この二つによって、はじめてその惑星に幸せがやってきます。
そんなことを聞かされながら、あなたはこの18世紀の終わりに、大天使ガブリエルによって、言霊の法則というものを教わったのです。
こうしてやがて人は、信仰心を持って明るい言葉を使うことによって、人生を自由自在に生きることができる。
それを聖霊の働きとも呼び、「鳩の働き」とも呼ぶ。
洗礼者ヨハネが、イエスキリストにバプテスマを施したとき、天が割れて、聖霊が鳩のように降(くだ)ったと述べられています。
こうした啓示を受けて、あなたの信仰心は、ますます確実に堅固なものとなりました。
そして、その礼拝堂からの帰り道で、あなたは大天使ガブリエルから試されました。
炎天下の中で、道路に一人の老婆がうずくまっていました。
哀れに思ったあなたは、その老婆に近づいてこう尋ねます。
もちろん家が近くであれば、食事を提供できましたが、その礼拝堂から家までは、歩いても最低でも1時間以上はかかります。この老婆の状態では、到底歩くことはできないでしょう。
そこでさきほど、ガブリエルから教わったように、真剣に祈りました。
しかし30分祈っても、まったく返答がありません。
30分後に、再び羽の生えた大天使ガブリエルがやってきました。
すると大天使はこう答えました。
一歩進んで聞きました。
するとガブリエルは、こう答えます。
その通りを老婆に伝えました。
すると老婆は、
最初は半信半疑でしたが、老婆は嫌々立ち上がって、近くの家に行きました。
そして気を取り直して、こう尋ねました。
するとその正直な態度が人の心を開かせたのでしょうか。
奥へ案内されて、一切れのパンどころではなく、たくさんの食べ物と飲み物を与えられました。
その家から出てきた老婆にあなたは聞きました。
こうしてやがてその老婆は、少しずつ編み物をしながら、人々素敵な服や、テーブルクロスをつくって、たくさんの人々に喜ばれたのです。
大天使ガブリエルは、物乞いをする人にモノを与えるのではなく、自分のことを大好きになって、たくさんの人々に心を開いて、自分に必要なものを、しっかりと主張することを教えました。
そしてこの老婆は、たった一度の一切れのパン、一杯の水ではなく、それこそ生きている間、半永久的に、自分の生活を豊かにする魔法の力を身につけました。
一番大事な言霊は、相手を勇気づけること。
相手が自分で自分を信頼できるように導くこと。
これこそが最大の言霊の法則と言えましょう。
このようなことであなたは今から、日常生活すべて、身の回りの出来事に対して、毎日毎日祝福の言葉を投げかけ、出会う人すべてに、自信と勇気を与える、そんな役割を、天使とともに、亡くなったご子息とともに、行うようになります。
光の道を歩む時がきました。
はい
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐く
もう一度
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐く
ゆっくり目を開けて
2024年7月7日
タマシイヒーリング by 五島秀一
画像 Wikipediaシスティーナ礼拝堂
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