見出し画像

詩集 願望と言う名の妙薬 其の三

春象 著

Copyright © 2007 Shunzo. All Rights Reserved.

2001〜2007年ごろまでに、とあるサイトの「恋が上手く出来ない」という名前のスレッドで誰かさんのポエムに返信ポエムを贈り合うという界隈で楽しんでいた作品たちの集大成です。浸り系の大好きな皆様へ。


大好きだよ


見つけてくれてありがとう

見つめてくれてありがとう

話しかけたら言葉が届いた。

選んだ言葉をありがとう。

開いた心をありがとう。


画面の上の文字が

脳と脳、心と心をつなぐ。


脳は器官。

心は物質化されたエネルギー。


それ以前の場所で

何かが手をとりあって・・・・

たしかに繋がっている。


こことそこはつながっている。

たしかに通じ合っている。

しっかりと通じ合っている。


不思議な不思議な関係は、

あたりまえの関係へと発展してゆく。


見つけてくれてありがとう

見つめてくれてありがとう


話しかけたら言葉が届いた。

選んだ言葉をありがとう。

開いた心をありがとう。


画面の上の文字が

脳と脳、心と心をつなぐ。


それ以前の何かが手をのばしあい、選んで手を結んだ。

いっしょに迎える気だるい朝も

一緒に迎える深夜の夢も


肉体の限界を遥かに超えて

確かな何かを感じている。



・・・・・・



数奇な生命の振動数の奇跡。



・・・・・・



数奇な魂の呼応の奇跡。



・・・・・・



すべてが、

理解のためにフル回転する。

理解をこえ、同調する。


確信犯というより

切望の

渇望の

願望の

具現化なのか?


おとぎばなしは

研ぎ澄まされた感性に身ごもる。



地図上の距離は

心の距離・・・いや、



感受性の距離には無関係であった。


画像1


石ころ


オレンジの夕暮れ時・・・


誰かが、悪戯に放り投げた石ころ・・・・

ガシャーン・・・・・大きな音をたてて割れたガラス・・・

散らばった破片が散らばる夕暮れ・・・・


走って逃げる誰かの足音

驚いて近づく誰かの足音


私に聞かないで下さい。

私を見ないで下さい。


立ち去った誰かの特徴なんて知らないし、

石ころなんて、もう随分と拾っていないのだから・・・


無責任なまなざしが

無責任な判決を下す前に


わたしは歌おう。

歌ってしまおう。



ゆうやけこやけでひがくれて・・・・・・



拾おうとした

ガラスの破片で


さくっと

切れた人差し指・・・・・


あわてて舐めたら

鉄の鎖と、

同じ味が

した・・・・・。


画像2

ここから先は

2,220字 / 8画像

¥ 300

生きることは、驚きと気付きの連続です。こうした出逢いもまたキセキです。地球の状態や宇宙の状態もとても気になりますが、まずは我々の良い状態を作り上げ、維持してゆくためのクリエイティブ活動をたくさんの視点から様々な表現手法で誰かの心にのこせる人間になりたいです。日々精進です。