誰でも、自分だけの公式を持っている。
自分自身をそれなりにオシャレと思っていた時期があったが、ファッションが本職の妻からすれば僕は大したことなかったらしい。
未だに僕の初デートの時の服装を思い出して笑ってる。
当然、他人に対してオシャレかどうかとか指摘はしづらい訳で、誰からも修正されないまま妻と出会った。
30年間、青が好きだから青を好んで着ていたが、肌診断的なものでは黄色や茶色が似合うらしい。
また、ファッションにおける最重要項目は上下の色の組み合わせと思っていた自分にとって、サイズ感が重要だなんて初めて聞いたし、色の組み合わせ良し悪しも世界の国旗からインスピレーションを受けていたのは事実である。
おしゃれは難しい。
おしゃれにも公式みたいなものがあればいいのになんて思ってたら、MBさんという方が現れ、彼こそがおしゃれの方程式を作っていた。
それが、ドレス7:カジュアル3の法則である。
この公式を掘り下げていくと、トータルを10とした時にドレスアイテム7、カジュアルアイテム3で身を包め。というもである。
このnoteに詳しく書いて頂いているが、もっと早く教えてほしかった内容である。
とても感激して、妻にドレス7とカジュアル3の話を興奮気味ですると、反応は特段良くなかった。
話を聞くと、決してこの公式が的外れという意味ではなく、妻は普段から意識することなく実践していたらしいのである。
こうやって分かりやすく公式に仕立てたことは凄いけれど、妻からすれば言ってることは大したことない。そんな意味合いだと思う。
でも、誰かに響かせるというのは、結局そういうことなんだと思う。
MBさんの方程式はファッションに自信のない初心者の為に発信された内容で、僕を含めて感動してる人が多くいるのが事実である。
よくよく考えたら、自分の専門分野でもあるお酒にもある程度の公式がある。
大体こういうタイプのお酒には何を入れれば美味しくなるとか、何対何で割れば上手くいく。というの事を、多くの経験から会得している。
頑張りさえすれば、それらの公式を作ることも可能である。
その業界にいる人達からすれば当たり前だけど、初心者からすれば感激する内容だったりするのかもしれない。
自分にとっての当たり前は、他人とっては当たり前じゃない。
きっと、誰もが経験から導かれた、自分だけの公式を所有しているではないだろうか。
END
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