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中小規模プロスポーツの集客ってこんな感じ⑥※番外編 会議と決定のスピード
これはスポーツチームに限った話ではないかもしれませんが、よく前のスポーツチームにいたときに聞いていた言葉があります。
中小規模だから、ベンチャーだから、意思決定が早く小回りが利くと。
これって、すごく強みに聞こえるんですよね。僕もそう思ってましたし実際それで自分の責任感持ってハイスピードで物事を進めていくことができたことも多々ありました。
でも実はその小回りが利く・意思決定が速いというワードの良い面だけを見ていられないことも往々にしてあるんです。特に決裁者の決定が絶対に必要なところについて。
中小規模だけあって決裁者がプレーヤーである場合が多い
決裁者がプレーヤー、一見すると最高の駒が動き回れるので良いと思いますよね?でも必ずしもそうではないんです。場合によってはプレーヤーとして一流でも決裁者経営者としてはそうでないこともあるようです。つまり、自分の範囲で決定できる(プレーヤー時代の決裁権の範疇)はすごくスピードが速いが、それ以上の重さの決定に対しては後回しにしたりぎりぎりにならないと決心がつかないことがあるんです。なぜか、自分の仕事の範疇で成果につながるスピードの速いものの方がその人にとっての優先度が高くなっているからです。もちろんほんとに優先度が高い場合もあるので、自分の目線だけでそう思ってしまってはいけないなとも思っています。でも急ぎの予定なく決裁を取りに行きそこでふんわりとどうこうの指示もなく感覚でぼやかされ会議の時間が終わるなどさすがに困ります。
中小規模スポーツチームでの働き方でストレスのない方法
決裁を取らなければ進めない、でもぼやかされて進めない、また時間を取らなければ…。これはとてもストレスがたまります。1年目の僕もそうでした。だから2年目、少し手間ですがこの形にしたらストレスがなくなりました。
1.会議ではなく決裁会という名前でスケジュールに突っ込む。
2.事前の普段の会話でこう考えているから進めてますよと刷り込んでおく
3.決裁会は2回はあると理解しあらかじめスケジュールに入れる
4.決裁会1回目、その後の日常会話にもデッドラインを伝えながら会話する。
これ、めっちゃいいです。普通に働いている人なら当たり前のことかもしれないですが、ほんとにストレスなかったです。もしかしたら決裁者はストレスだったかもしれませんが、仕事ですからね(笑)
スポーツチームで働くなら試合が一瞬で迫ってくることを理解しておかないと間に合わない
スポーツビジネスに身を置いて3年、それまでは大きな企業にいたこともあり自然と物事が進んでいく感覚も少なからずありました。でも人数の少ない中小規模スポーツチームは、当然ですが自分が決めないと何も決まっていないことが普通です。だれか決めてくれるだろう、社長が決めるだろうなんてそんな優しくないです。そして決まっていないことを当然ですが詰められます。社長に詰められるのはいいです。一番最悪なのはファン・お客様・パートナーに迷惑をかけ詰められることです。なので、意思を持ちデッドラインを意識して、社長に頭を縦に振らせつつ並行して作業と他との調整をできるようにしていかないといけないかもしれません。
それでもスポーツで働くのは楽しい
誤解なきように、ほんとに大変であることもありますがやっぱり楽しいんですよね。これだけ好きなことに対してかなりの責任感で同じ思いを共有している人たちがお客さんで来てくれるなんてなかなか同じ仕事はないと思います。だからお願いです、働く自分たちもパワーアップしていきます、運営するチームの代表がパワーアップしてくれるとさらにすごいスピードで上がっていけると思います。なので、ぜひ代表が責任を持ってくれる本当の経営者が来てくれたらこの業界として嬉しいです。
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