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中小規模プロスポーツの集客ってこんな感じ①

スポーツビジネスの収益構造というのは大体下記のような感じで、全体の5~7割がやはりスポンサー収入です。こういうところに関しては各所先輩方が詳しく書いてくださっているので深堀しませんが、本当にその通りです。なので前職の営業の方は心から尊敬してますし、他スポーツ・他チームのすべての営業さんを尊敬しております。
その次が入場料収入で2割~3割くらい。ここに関しては伸ばすにも箱の大きさやコロナの影響等もあって2020~2022までは本当に各スポーツチーム大変だったと思います。なんせ無料招待しても来ないことが多いんですから…。

デロイトトーマツBリーグマネジメントカップより 

というわけで今回は、コロナが収束し出した2022~2023あたりの中小規模プロスポーツチームで実施した集客の振り返りをしたいと思います。

例のごとく会社目標は300%とか(笑)

1年目後半より急遽チケット担当をすることになったのもあり集客がメインの業務になり、2年目に入ったことでありがたいことにチケット・集客の部分の責任を持つ立場(名ばかり役職ではありますが…)をさせていただきました。そして次のシーズンに向けて昨シーズンの実績をもとに目標とする来場者数・入場料収入を算出し今年の目標をすり合わせるわけですが、これがまたなかなかでした。
僕が提出した目標値はほぼ昨年比200%。これは、おそらくコロナが落ち着くだろう予測と1年目の経験則からどのような条件が揃い、アクションを行えば来場者としてこれくらい見込めるという数値がある程度わかったからです。※実際見込み数値はほぼずれませんでした(笑)
さて、それをもって代表と話すわけですが会社の提示は約400%!さすがに驚きました…。

代表とのすり合わせ

さて、ここで中小規模プロスポーツチームに蔓延する経営の考え方のお話しをします。「勝てば来場数は増え経営は良化する」「根拠のない目標」「日本初・業界初が大好き」
今回はこの中の「根拠のない目標」が関わってくるわけですが、その他2つも結構面白いので今度話しますね。
さて、普通の会社であれば目標の数値を達成するためにはその目標に対する工数・人足を計算したりそこに予算を付けてどう運営するかを考えるわけですが、中小規模のプロスポーツチームにその概念はあまり通用しません。なぜなら、「新規社員が入ってもやめていく・キャッシュフローが適切に回っている可能性が低いので予算を付けきれない」からです。1年運営を経験し、ある程度状況を理解していたので、今回に関しては自分の200%目標提出をするときには業務工数と人足を計算しできる範囲での目標提示をしました。もちろん上を目指すべきではあるので工数・人足から見える目標提示に対しアッパーの目標値をおくべきというのも理解しておりましたので、会社とのすり合わせでそこは決めようと思っていました。でも400%となると話が変わってきます。人数も施策に掛ける予算も勝ち取らないと手の打ちようがない…。「いったんその目標、持ち帰って実現可能性考えていいっすか?」と代表に言いました(笑)

今日はここまで

今日は乗ってくると書いてしまう日だったようです(笑)集客について書きたいのにその前段でこんなに書いてしまうとは…。これ以上はまた明日書きますね。書きたいことはいっぱいあるのですが毎日投稿を癖にしていこうという目標に対してやりすぎちゃうと続かないと思うので!
ではまた明日!

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