見出し画像

素晴らしいコンテンツを届けられないこと

今日は地域のイベントにブース出展に参加していました。芸能人が5人も来て、複数チームのプロ選手や地元出身のプロ選手によるエキシビジョンゲームなど内容的にも素晴らしいイベント且つキッチンカーが10台以上来ているという規模でみると大きなイベントでした。僕らの他にも7ほどのブース出展もしており、その観点でいうと下手なBリーグのチーム興行よりも充実していました。
ただ、もったいなかったのは導線整備や会場の空調故障などのトラブルでお客様に負担をおかけしていたように見えていたのと、
圧倒的な来場者不足でした…!!

なぜこれほどのコンテンツ充実で来場が少ないのか…

1日中実施されたイベントということもあり、朝9:00開始18:00終了。その間ずっと試合が繰り返されているところを考えると前半に来ていた人たちは多少なり帰ってしまうことも考えられるとは思います。が、今回のイベントの山場は14:00~17:00に行われており普通に考えるとBリーグの試合と同じくらいの一般的なスポーツ興行レベルのタイムスケジュールでした。なら初めの方に開催された子供たちの試合を見に来てくれた親世代や出ていた子供たちが帰ってしまうのは多少なり仕方ないと思いますが、メインの時間に1,000人もいないのはほんとにもったいない。それこそ芸能人がいてプロがいてコンテンツ充実度でいうと会場の規模設備を除くとB1TOPレベルの充実度にできるものだったと思います。

協会が運営をしていたが若手がほぼ見えなかった。

今回のイベントは県のバスケットボール協会が運営しているものでした。この方たちは基本的に小中高校生や県代表チームの運営などを行われており、団体としては寄合に近い組織だと思っています。(外目から見たものなので実態はわかりませんが)そうすると確かに運営や集客といった点においてはプロではないのかもしれません。ただ、あまりにもったいなすぎる!チケット代も結構高い設定にされておりコンテンツ自体に自身があるのかペイラインが高いのか、どちらにしろ収支を成立させるように来場者を多く入れるための徹底が必要だろう。もしかしたら協賛をいただいているところですでにペイラインに達していたからよかったのか…?だとしたらこのコンテンツはいったい誰のものなんだ…?と良いイベントだったからこそ残念でした。協会にイベントの集客を担う人間がいなかったのか、新しい人員が入っていないから人員不足なのか、だから若手がほぼいないのかなど色々と考えが巡ってしまいました…。

場所・設備・交通の不便を考えてもおつりがくるコンテンツでこの集客ということは集客の手段の重要性がますます増す

僕の視点から見ていた際にイベント自体が素晴らしいものであったのは揺るがない事実としてありました。じゃあなんで…。以下3点が課題だったのではないかなと思っています。


  • 告知不足とツールの利用不足

  • クリエイティブの不足

  • チケット導線の案内、ユーザビリティ視点不足

もちろん台風が近かったことによる来場をあきらめるなどという方もいらっしゃったのかもしれませんが、だとしても地元の方がもう少し来てもいいだろう。ならばこの3点が課題かなと。

自分がブース出展でも参加するということもあり比較的ちゃんとSNS等の情報発信は追っていましたが、出てくる情報がほぼ一緒&ゲストの動画等の使い方がもったいないなど少し見るだけでもどうにでもできただろうなというところがありました。さらにデザイナーを確保していなかったのかパワポ資料のようなチラシ・バナーでの公開…、それを直すだけでも天と地ほどの差があるのに…。最後にチケットは当日券の販売無し。スタッフの対応ができないからか、関係者の過来場を恐れたのか…。嗚呼本当にもったいない…。

協会とはうまく付き合っていきたいが、アップデートが必要だと思う

スポーツは教育でお金稼ぎにつかうなんて下賤だ。みたいな考えが減ってきている風潮があるのは感じています。でもじゃあ安易にチケット代を取り協賛を募りゲストを呼んで豪華なイベントをやるのが正解ではないでしょう。協会自体にもしっかりとマーケティングをする人間がいて、事業として回して、結果としてたくさんの人が集まり地域貢献や子供たちの未来につなげていく。そんな形にしていってほしいなと思いました。
先生・関係者方の寄合によって行われていたりするのは旧来的な権利と地位とを守るのには良いですが、本質的なサービス向上には専任人員や外部でイベントをしっかり回すところを活用するなど工夫ができると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?