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ABテストって簡単にいうな

ABテストという言葉がある。


新しい機能や施策を実行するときに、2つの施策をランダムで出るようにして
どちらが効果的なのか測るというものだ。
ただ、このABテストを軽率に口にするマーケターが多すぎる。


なぜそうなるのか、「やってる感」が出るからだ。
成果で出てなくても、やってる感さえ出せていいという考え方の人間がやること。


本当に成果を出そうと思うと
ABテストには💀大きな落とし穴💀が存在する。
とりあえずABテストっていうマーケターにはならないでほしい。

「本当にテストする価値があるのか?」


まず考えないといけないのは、
「本当にテストする価値があるのか?」ってこと。
AとBがどちらも考え抜かれている最強の選択肢🔥で勝ち負けつけがたいって場合のみやるべきである。


カレーとうんこどっちがおいしいかわからんからってどっちも食べてますか?
テストする前からわかってることわざわざテストしないでしょ?

カレー大好物です


極端な話、
Aと”🙈うんこ🙈”でテストした場合、ユーザーが「うんこ」をみることになるのだ。
明らかにこっちのほうが良いやん!ってときはABテストする必要はない。
明らかに欠点があってそれを検証する場合にはABテスト好まれないどころかむしろマイナスに働く。

広告媒体においてはもっとマイナス

広告媒体は機械学習という概念が存在する。
何が大事かっていうと、コンバージョンが出ればでるほど、効果がよくなるってことだ。
「A”うんこ”テスト」でせっかくの広告費をうんこに使っている時間で
効果は大きく悪化していき、機械学習の質が悪くなりとりかえしがつかなくなる。


それをするくらいであれば、
キャンペーン構造を分けて、ターゲットを細かく設定して訴求を分けるほうが有効である。
ABテストでリスクを取らないつもりが、「確定している負け」を発生させてしまっているのである。

そもそもの話からします

すべてのものごと改善していく道は
2パターンある


0-80点と80-100点の道のりである。
それぞれまったく性質が違う話。自分がいまどのフェーズなのか正しく認識する必要がある。
ABテストが有効に働くのは80-100点の道のりの時だけ。

オリジナルスライドです

0-80点の道のりには正解がある

この道には正解がある。
明らかは課題を潰していくふフェーズ
知識でどうにかなる領域。
本を読んだり、調べたり、先輩に聞けばどうにかなる。


テスト勉強でいうと
英単語を覚える。公式を覚える。みたいなフェーズ。
これは誰でもやればできるんやけど、体感80%くらいの人は脱落する
これちゃんとやるだけで、実はまあまあのテストでいい点数とれる。


恋愛でいうなら、
最低限の身嗜みというところか。
歯を磨くとか、髭剃るとか、髪セットするとかそのレベルのこと。


マーケの領域でいうと
LP構成・CTAのお作法・キャンペーン構造などがこれに当たる。
明らかに正解があるところ。調べりゃわかるところ。
この領域でABテストはする必要がない。するだけ時間の無駄なのである。
その間はひたすらインプットしろ。

80-100点からが本当の戦い

大枠見える課題を潰し切ったら、これからが本当の戦いになる。
どっちが良いのか正解がわからない中で、よりBestな道をみつける道
(Betterじゃだめ。どれがBestが考え抜いてはじめてBetterになる)


80点でいいんじゃね?って思う人もいるかもしれんが、
一流の結果を出そうと思ったら、合格点が85点の時がほとんど。
84点以下の成熟度の人間は不合格。世の中には合格か不合格しかない。

世の中には勝者と敗者しか存在しない(くらいの気持ちで仕事する)


テストでいうなら
二次試験の応用問題。
これができないと受からない


恋愛でいうなら
相手に合わせた言葉選びやデートの店選びかな。
これは自分の経験値がないと正解が導けない。


マーケでいうなら訴求や細かい動線の開拓。
他案件での成功事例でどれが変数なのかをABテストしながら
ベストな道を探していく。

まとめます。ABテストの絶対条件

ABテストする時にする条件とは下記2点だと思ってる

・AもBもどっちもベストと思える選択肢と思えるまで考え抜いたのかってこと
・他の明らかに課題である点を潰し切った状態であるかってこと

正直Webマーケって今までは60点くらいの成熟度のやつでも
ある程度結果だせてたくらいブルーオーシャンだったと思うんやけど
これからは90点くらいないと結果出せない世の中なってきたと思いますね!
日々精進!頑張ります!


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