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大腸検査しながら思い出したこと【下剤ファスティング2】

人生二度目の大腸検査に行ってまいりました。

2回の排便の後、腸内洗浄剤とやらを1リットル飲みます。

ファスティングのおかげで10時には透明の水便になり検診可能となりました。


水便で思い出すのは30年前のカルカッタ(現コルカタ)です。

インドには西のボンベイから入りました。

南下していくうちに、中央部のバンガロールでA型肝炎にかかって入院。

マレーシアのペナンで会ったA型肝炎の日本人の水筒を借りたのがあだとなってしまいました。

飲んだ後に、

「あ、俺、肝炎だった」

って、白状されても間に合いません。


病院では、周囲の人が亡くなっていくので、ここで死ぬのかもと覚悟しました。

わらのベッドの病院では食事も薬も出ないのですが、点滴は打ってくれます。

ただし、30分で2本打つので、寒いし、おしっこしたくなるしで大変でした。

幸い病院の外でサトウキビジュースを売っている少年を見つけて、徐々に体力を持ち直すことができました。


退院後、移動を開始して普段通りの生活ができるようになり、体力とともに自信もつきはじめました。

しかし、根拠のない自信もほどほどにしないと痛い目にあいます。

カルカッタで生水をがぶがぶ飲んで、翌日から水便になりました。

15分おきにトイレでは、移動もままなりません。

大きな博物館に行っても、ひとつ見るとダッシュでホテルに戻っていました。

ほっておいても全然よくならないので、ホテルの人に尋ねると教えてくれました。

道を歩いていると、スイスの国旗みたいな十字マークの旗が下がっている所があるんです。

そこが、いわゆるアーユルベーダで診察してくれる所らしいんです。

さっそく行ってみると、両手の脈を見られて、処方箋を書いてくれました。

それを持って薬屋に行くと薬が買えるわけです。

半信半疑でしたが、強い抗生物質だったんだと思います。

おかげで、水便がとまり、ダージリンからネパールへと入ることができました。

思い出話につきあっていただき、ありがとうございます。


今回は,車で行ったので浅い麻酔での検査でした。

検査中、ポリープが見つかると切除しながら進んでいきます。

かなり手際のいい先生です。

途中で、手が止まり、一か所平たくて大きなのがあるので、どうしますかと確認されました。

こういうのがガンに変わりやすいんだそうです。

またの機会にというのも面倒なので、取っていただくことに。

電気で焼き切るので脚にアースとなるものを巻かれます。

最初の衝撃は、おなかの中から棒で突き上げられるようで驚きましたが、その後は、割と穏やかになって耐えられました。


傷口が大きいので、クリップで留められており、それは3、4日で便となって出てくるそうです。

1週間後には、切除した細胞の結果が出ます。

4日間は安静に、2週間は運動は控えるように言われました。

ときどき、検査した方がいいみたいですね。

前回はポリープとかありませんでした。


写真の愛犬2匹には、しばらく散歩をがまんしてもらうことになります。

アロンとクロロ、ゴメンナサイ。

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