『はだかの王様』

ぼくは必死こいて『ありがとう星人 原書』を書いております。

その中で、どうしても『はだかの王様』のくだりを使いたくなった場面があるのですが、アンデルセンさんへの敬意も込めて、そんなことしていいものかどうかと調べてみましたら、翻訳権とか翻案権とか書かれており、面倒くさがりの私は、ならば完全創作をと思った次第です。

調べてみますと、『はだかの王様』には、原作がありました。

それが、スペインの王族フアン・マニュエルさんが、1335年に書いた『ある王といかさま機織り師たちに起こったこと』でして、それをハンス・クリスチャン・アンデルセンさんが、1837年に翻案して発表したものなんだそうです。

なんと、500年後です。

「そんならパロってもよかんべ、もうすぐ200年たつ」となりそうなとこですが、やっぱ作家と作品への敬意だけは持ち続けたいので創作続行です。

それにしても、自分の不遇を思っている暇があったら、過去の有名人たちの生い立ちを調べてみるのも一興です。あれだけの名作を書き続けてきたアンデルセンさんの生涯を知れば、どれだけ自分が恵まれた環境に育ったのか、どんなに幸福な人生だったかが分かります。

ただし、こんなこと書いているぼくも読んでいるあなたも、もう何度も生まれ変わっているわけですので、同情とかは必要ありません。あしからず。

それで、考えた小題は、

『はだかになれた王様』です。


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