教育ボランティアに参加して

今回初投稿です。都内の大学に通う大学一年生。学部は国際系ですが、教育に大変興味を持っており、教育に関するボランティアやバイトをしています。日々感じたことなど、日記としての役割が強くなると思いますが、学んだことのアウトプット的な意味も込めつつ気楽に書いていきたいと思います。

今日は先週から始まったLFAのボランティア。LFAはLearning for allの略称で、貧困に苦しむ子供たちを対象に居場所支援や学習支援などの活動を行っている団体である。自分は小学生を対象とした居場所支援のボランティアをやっている。(正確に言うとそうではないけど説明すると長くなるので割愛。) 先週から二回にわたって、放課後アフタースクールというNPOの団体とのコラボで、プログラミング学習を体験するプログラムを子供たちと一緒に行った。先週はブロックを組み立ててそこに関数を入力して実際に動かしてみるという活動。今日はその出来上がったものを使って動画をとり、効果音やBGMをつけて動画編集をしてみようというプログラムだった。自分自身プログラミングや動画編集はかけ離れていたので、とても新鮮な経験だった。だが、これは結構面白い。とても基礎的なことかもしれないけれど、プログラミングをして、それがその通りに動いたり、自分の思い通りに動画編集ができたりすると、素直にうれしいものだ。子供たちもこのように楽しみながらプログラミングを学習できるのはとても良いことだと思う。義務感なく子供たちが楽しみながら興味そのままに健やかに育っていってほしい。

今回はLFAと、放課後アフタースクールのコラボで催された。この団体は放課後の時間を利用して、学校で行うようないわゆる認知力を鍛える学習では鍛えられない能力を伸ばすためのプログラムが多く組まれている。今回は、プログラミング学習だったが、他にも投資について学んだりするコースもあるようで、学校では学べないことを学ぶことができる。今までの塾というと、あくまでも学校で行う科目をできるようにすることだったり、先取り学習だったりを行うことをメインだったと思うが、この塾はそうではなく、子供たちの興味関心をよりひきつけ、その子の得意な分野を見つけ出してあげ、そこを伸ばしてあげるという目的意識がある。(と自分では解釈している)今までの学校で行われている科目でついていくことができない子でも、きっと得意分野やのめりこむような分野はあるはずだ。そこをつぶさずに子供たちが無限の可能性を伸ばしてあげる、そんな教育がひろまってきている。ホームページを見てみたら、自分の母校の付属小学校も取り入れていてびっくりした。

このように教育の在り方も変わってきている。子供たちにとって本当に良い教育とは何なのか。今はそこに関心を持っている。それを実現しようとしている様々な団体がある。ひとつの団体にかかわることで同じような問題意識を持ちつつもまったく違う活動をしている団体の人と関わることができるのはとても有意義なことだ。これからもアンテナを張って多くの人と話していきたい。そして、この国の政治が、本当に子供たちのミライのことを考えたものになるよう、自分のできることを少しずつやっていこうと思う。

今回私は小学2年生の女の子と一緒にその活動をした。まあかわいい。最初はうまくできなかったこともできた時に嬉しそうにしている。実は自分はそのこと誕生日が一日しか違わないということを先週その子と話した。まさか覚えていると思ってはいなかったのだが、僕が誕生日を迎えたことを覚えていてくれて、その日にはお母さんにも言ってくれていたと、お母さんが僕に帰り際に伝えてくれた。なんて純粋ないい子なのだろう。この子が今もそしてそのあとの人生も幸せでいてほしい。この子だけでなく、ボランティアを通してたくさんの子供たちの笑顔に触れるたびにそう思う。そんな社会を作ることが自分の世代がやらなくてはいけない使命であると思う。自分たちが今の子供たちのためになんらかの行動を起こさないままでいると、そのつけを子供たちに負の遺産として引き継ぐことになってしまう。まだ漠然としたイメージでしかないが、子供たちが幸せに暮らせる社会を何としても作りたい。小田和正の曲で、「生まれ来る子供たちのために」という曲がある。自分の大好きな曲だ。生まれ来る子供たちは全く持って罪はない。子供たちのために何かできる仕事をしたい。そんなことを思いつつ、じゃあ今できることはなんなのかを考えていこう。

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