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母さん、ゴメン。慶應医学部を卒業したから、医者にならない〜エピローグ〜

0 精神的な母を殺す

最初は、題名を「母さん、死んでくれ〜」としていたが、物騒だから辞める事にした

ユング心理学の中には母親殺しという表現が出てくる。人間が心理的に成長するために、乗り越えなければいけないもののようだ。母親殺し=母離れだ。世界各国の神話や民話にも登場するエピソードだという

童話・昔話・神話を介して集合無意識が伝えるメッセージには『建設的・肯定的なもの』もあれば『破壊的・否定的なもの』もあり、その二面性や両義性がもっとも象徴的に反映される元型が『グレートマザー(太母)』

「無条件で愛を与え、守ってくれる」「受け入れてくれる」といった一般的に言われる“母親”のイメージの他に、「束縛する」「飲み込んでしまう」といったネガティブなイメージも内包している

仏教神話においても小さな子供を捕まえて食べてしまう恐ろしい悪鬼のような『鬼子母神』は、仏教の菩提心の教えを受け入れることによって子供を慈しんで優しく守る女神の『訶梨帝母』へと変化する。これもまた、人類に概ね共通する所のあるグレートマザーの元型の明るさと暗さの二面性をダイナミックに示した物語だと河合隼雄は指摘する

医者にならない事で、母との一体化を拒んだ。精神的な自立をしたかったのかもしれない

1 この記事は、誰に向いて書いたのか

全ての記事を読めば、5万字程度。新書の半分位だ

ここまで書いて読む人がいるのだろうか?その時、古賀史健さんの「文章読本」を思い出した。文章のターゲットは身近な人、母親が読める文章を書く、友人に、そして一番は10年前の自分--高校3年生だ--に書け、と

10年前の自分なら食い入る様に見るだろうと思い、無駄な部分は省きながらもこれから自分に起こるであろう事を書き記した。10年前の自分に手紙を綴った気分だ

当時、医学部を卒業しタコ焼き屋になった人がいるという話を聞き、笑っていた。自分が一番近い存在だ

10年前の自分に今の状況を知らせたらどうなるのだろう

多分それでも医学部に行くと思う。だから、10年前の自分、いや20年前の自分の為の環境を作る必要がある

2 仕事を作る(and下さい)

現段階で仕事は無いので、収入は0だ

先ほどの記事で、これからやる事を挙げた。それに関連する様な仕事は大歓迎だ

全く関係ないという事でも、面白ければ是非やりたい。気軽にご相談を…!

出来る事一覧
・執筆(ライティング)
・企画(オンライン飲み会、起業アイデアなど全般のネタ帳youtube用ネタ帳・ブログ記事)
・家事全般(料理、掃除、洗濯、1歳児の子育て)
・一般的な受け答え

3 家が無くなった

家が無くなった。元々、アドレスホッパー(家を転々とする人)になり、人の家を渡り歩こうと思ったがコロナの影響で厳しい

コロナが収束するまでの、1~2ヶ月間定住出来る場所を探している(1〜2ヶ月で収束するかは分からないが)

ただ、お金がないので、家賃を払う事は申し訳ないが難しい。スキルとの物々交換で何とかしたい。僕に出来る事を全力でする

4 お金も無い

正直、貯金はほとんど無い。10万円は無い。だから、家を借りることも出来ない

これから、仕事をしてお金を稼いでいく事が1番重要だ。だが、この記事を読んで面白いと思ったら、投げ銭をして欲しい。誰かの役に立ったのなら、嬉しい

5 最後に

ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」は、今も語り継がれる名作だ

高校の課題で読み、「ふーん」という程度だった

だが、2年前ぐらいに100分で名著「夜と霧」を読み、異常なまでの面白さを痛感した

状況にひそんでいる真の「意味」を発見し、それに全力で応えていくことである。そして、そうすることで自分の人生に与えられている「使命(ミッション)」をまっとうすることにある、とフランクルは言うのです

多くの場合、心理学的援助では、こう問いかけます。
「あなたはほんとうは何を望んでいるのでしょう」
「それを見つけるために、あなたの心の内を覗いてみましょう」


それに対してフランクルの心理学では、
「あなたの内側に何かを探し求めないでください」
「あなたの心の内側を覗き込まないでください」

と言います

そして、次のように問うていくように促すのです
「この人生から、あなたは何をすることを求められているのでしょうか」
「この人生で、あなたに与えられている意味、使命は何でしょうか」
「あなたのことを必要としている誰か、あなたのことを必要としている何かが、この世界にはあるはずです。その誰かや何かに目を向けましょう」
「その誰かや何かのために、あなたにできることには何があるでしょうか」

コロナウイルスの影響で、世界が混沌に包まれている

その中で、この様な話はそもそも公開するべきじゃないのかもしれない。だが、しないと前に進めない。皆に隠し事をしているのが、腑に落ちないんだろう

そして僕は、今までの人生から何を求められているのか

医学部を卒業せず医者にならない事は、無駄で最悪な事に思える。だが、この現象に良いも悪いも本来は無い。これに意味づけが出来るのは自分だけだ

出来る事から、少しずつ始める

そして、今1番欲しいものは”家族”なのかもしれない

皆さん、今まで本当にありがとうございました

令和2年4月18日 服部俊佑 第1部 学校編 完



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