見出し画像

MUP)week24

『資産運用スキル(投資の順序)』

 前回に引き続き、投資運用スキル編です。その中でも今回は、投資の順序についてお話しして行こうと思います。

✔︎投資はこの順番にするべき

 投資を行うには順序が大切です。そのため、以下の5つのステップを踏んで行っていきましょう。


画像3


 図の通り、先ずは『自身で稼ぐ力』に集中しましょう。この❶自己投資や❷人脈投資、❸事業投資があとあと大きく影響してくる大切なポイントです。

 この順番をすっ飛ばして経済投資や寄与投資を行ったとしても、長期的には『自身で稼ぐ力』を身に付けておいた方がより大きな利益を生むことを逃すことになります。


✔︎どちらの会社に投資する??

画像4

 図の会社Aと会社Bとで、あなたはどちらの会社に投資をしますか?売上を出して利益を多く残している会社Aに投資したくなりますが、他の点にも注目して下さい。

 売上・利益の他に固定費・変動費が記されています。これは経費で、利益は『売上ー経費』で求められます。日本の会社のほとんどが、利益が残れば株主に配当をして還元します。

 なので、売上・利益に注目するのも大切ですが、それ以上に経費に注目する必要があります。


画像5


 この経費にも、固定費と変動費があり、ポイントになってくるのが固定費の割合です。固定費は売上の大小に関わらず毎月一定量生まれるため、もし売上が出ない月があったとしても、固定費分の経費は減らすことが出来ません。


画像6


 先ほどの会社Aを見ると、会社Bに比べて固定費の割合が大きいです。1〜3年目までは売上が出ても、4年目以降は売上が出ないとも当然考えられます。そうなると固定費がかさみ、利益マイナスみたいなことも生まれてきます。そうすれば配当がゼロになってしまいます。


画像7


 一方で、会社Bは4年目以降に売上が下がったとしても固定費が少ない分、利益プラスの状況を継続できるため、配当も継続して見込めます。


 この様に経費のうちの固定費の割合は、注目して見るべきポイントなのです。

 なので、「この会社は利益を継続して出せる会社なのか??」で、投資の判断はするべきで、ここの見極めができなければ投資は失敗してしまいます。

 固定費に注目する今回の例は、決して難しくはないことなので、個人で見極められるスキルを身につける事が、自己投資として重要なのです。

画像2



✔︎「投資は早いうちからやっておくべき」は嘘??

 おそらく、銀行の窓口やFPの人に、「投資は早いうちからやっておくべき」と言われるかと思います。しかし、これはほとんど嘘と言ってもいいです。

 下の図の通り、焦って投資をするのではなく、投資する資金を準備できるくらいスキルを身につける事が最重要です。そして、資金を用意できてから投資に回していけば良いのです。

 

画像1


 先ずは、自己投資にたっぷりと時間をかける事が、結果的に大きな差を生むので急がずに自己投資をして下さい。


 『体験への投資』『趣味への投資』『モノへの投資』『知識・ノウハウへの投資』『技能・スキルへの投資』『人間関係への投資』と自己投資にも様々なものがあります。これらは株や債券を買うよりも、始めやすいと思いますのでドンドンやって行きましょう。


 では、次回に「なぜそこまで自己投資が必要なのか」について話して行きます。

 今回も読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?