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MUP)week15

 『インスタ集客・後編』

 前回に引き続きインスタグラムでの集客方法について書いていきます。


 ✔︎全体の構造理解

ポイント❶:officialを付けるな

 インスタアカウントを作成する上で、お店の『official』をよく付けたがる人がいますが、オフィシャルページはビジネス感があってお客様にアカウントを見てもらいにくくしています。

 なので、個人アカウントを運用する様に心掛けてください。



ポイント❷:個人アカウントで運用

 企業アカウントではなく、個人アカウントが良い理由があります。これは、フォローされる側が企業アカウントには興味を持ちにくいからです。

 全記事でも述べた様に、プッシュ広告には人は好意を抱きません。企業アカウントは所詮、商品・サービスの広告用アカウントですので、その時点でアカウントページに来てもらいにくくしてしまっています。

 企業アカウントでなく、個人アカウントにフォローされた方が、興味を持ってアカウントを見てもらう確率が96%も上昇します。



ポイント❸:アカウントの使い分け

 ポイント❶❷が重要なので、アカウントは使い分けた方が集客に繋がります。 『企業アカウント』=ブランディング用に、『個人アカウント』=集客・広告用と言った感じです。


 この『個人アカウント』には集客やリピーターに結びつく運用方法があります。

⑴相互フォロー

 お店のスタッフなら、客様と相互フォローできる様に「良かったらインスタに画像を載せて良いでしょうか」や「差し支えなければフォローしても良いですか」とアプローチして、来店後にタグ付けして投稿したり、来店の感謝の気持ちを伝えるなどして、距離を縮めましょう。


⑵企業アカウントに誘導するか

 個人アカウントでは、仕事の投稿より私生活の姿を出して、自分を知ってもらう様にします。

 私生活の投稿が相手との距離感を縮め、集客やリピーターと言う仕事上での繋がりをなくしてくれます。なので、プライベートな一面を見てもらう様にする方が、仕事の投稿ばかりで埋まったアカウントよりも見てもらえる様になり、集客やリピートへの近道になります。

 そして個人アカウントで興味を持ってもらえば、その人がどの様な仕事をしているのか興味を持ってもらい、企業アカウントに誘導されていくのです。


 とは言ってもプライベートの投稿と仕事の投稿の割合がイマイチ分からないかと思うので、6枚に1枚は仕事の投稿というイメージで大丈夫です。それくらいプライベート投稿で自信を知ってもらうことの方が大切です。これは人は『お店』に興味を持つ時代から『人』に興味を持つ時代に変わったからです。

 これは、技術や知識がネットの普及で誰でも手に入る様になって差別化できなくなってきて、「この店員さんに髪を切ってもらおう」「この店員さんに会いに行こう」と考える様になって来たからです。


 

✔︎プロフィール

 自信のプロフィール画面が英文で構成されてたり、URLがいくつも貼られていたり、長文で書かれていて読むのに時間がかかるようになっていませんか。

 自信のアカウントに訪れてきた人が初めに見るのがトップ画とプロフィールです。実は、ここでの5秒以内に離脱される確率は74%もあります。

 ここでの重要ポイントは

・5秒以内で読める構成になっているか
・誰に向けたアカウントなのか
・興味を持ってもらえるプロフィールか
・URLは必要最小限になっているか
・箇条書きか

  参考がてらにインフルエンサーやフォロワーの多い人を参考にして見てください。URLを最小限にするにはGoogle URL Shorterと言った簡潔にしてくれるツールがありますので調べて見てください。


 また、検索されてトップ画が他のものと並んだ時に、被りのないデザインであるか見直して見るのもいいかと思います。

 また、トップ画をコロコロと変えることは、自分の顔を変えているのと同じで、覚えてもらいにくくなります。

 なるべく変えずに自身の顔が写っているものであるのがオススメです。


✔︎コンテンツ

 主に画像の投稿に関していくつかポイントを挙げます。

ポイント❶:写真は9枚ごとの色使いを意識

→スマホの画面上、一度に見れる画像の枚数が9枚だから


ポイント❷:背景を多めに撮影

→6歩バックの法則で見栄えが綺麗になる


ポイント❸:集合写真や自撮りは基本NG

→集合写真はごちゃごちゃしていて分かりづらい。3人以上は投稿を避ける


ポイント❹:ストーリー性を持たせる

→興味を持ってもらったり、応援してもらうには大切


ポイント❺:6枚に1枚は自分の顔を投稿

→人間味のあるアカウント作成に必要


 

 美容師のアカウントでカタログのような写真ばかりを投稿されている方がいますが、それでは個人アカウントとしてうまく運用されておらず、ビジネス感満載です。

 大切なことは上記にも書きましたが、人は人に興味を持ってお店に来てくれるので、自信を知ってもらうストーリー性のあるアカウントにして行きましょう。

 

 

 また、文章では学べる投稿共感できる投稿を意識して書いてください。人は面倒くさがりで知りたがりなのでSNS上での繋がりでの学びは入ってきやすいです。

 また共感できる投稿は、勝手にお互いの距離を縮めてくれます。なので、画像選びと文章作成は慎重に行いましょう。



✔︎ハッシュタグ理解

 よくofficialアカウントやインフルエンサーアカウントで#を沢山載せている人がいますが、あれは無意味です。


 ハッシュタグは検索する時に関連投稿を一瞬で探す時に便利なものです。しかし、インスタ上でのアルゴリズムを理解していない人は、できるだけ多くのタグ付けをすれば、沢山の人に広げられると思っています。

 しかし、沢山のタグ付けをすればするほどその投稿がカテゴリー化されにくくなり、インスタ側はこの投稿は美容系投稿なのか?アパレル系投稿なのか?分からなくなります。すると最終的にどのカテゴリーにも分類されず表示されなくなるので、せっかくの良い投稿も全然広まらないままになります。


 なのでハッシュタグは5つ且つ同類のキーワードを2つ含めることが最適と言われています。

 例)#美容院#サロン#サロンモデル#カラー#ハイライト

みたいな感じです。ここに身につけている服のブランドや付けている香水の名前をタグ付けするのはやめるべきです。



✔︎実際の運用

①フォロー

 来店されたお客様に「インスタやってますか」と聞いたり、インスタフォローで5%オフをやったりしてお客様とインスタでの繋がりを実施します。



②リスト管理

 フォローしてくれたお客様は必ずリスト化して管理します。



③コメント・DM

 インスタで繋がったお客様に定期的に投稿などにコメントをしたり、DMを送ります。

 ここで大切なのが、絶対にお店への勧誘と言った仕事上のコメントはダメです。食べ物の投稿であれば「美味しそうですね」、カフェの投稿であれば「素敵な空間のカフェですね」と言った感じです。



④継続認知

 ビジネス感のないコメントを定期的に送ることで、親近感のあるアプローチに繋がり、覚えてもらえるようになります。

 美容院やカフェを選ぶ際は、このお店だと決まった場所がないので、何となくや友達の投稿を見て選ぶ方が多いです。その分、顧客獲得のチャンスは大いにあるので、ビジネス感のないアプローチからの認知は非常に大切になります。



⑤リピート来店獲得

 上記の施策を続ければ、リピーターを獲得できます。

 また、インスタグラムのアルゴリズムで頻繁にコメントなどで繋がりを持っているフォロワーは上位表示される仕組みになっています。

 そうすると投稿が見られやすくなるので、見逃せない期間限定のキャンペーンも知らせることができます。


 また、インスタグラムではいかにビジネス感を無くすかが大切で、全記事に述べたようにプッシュ広告ではなくプル広告を使って行きましょう。




 前編week14と今編week15はインスタグラムにおける集客のポイントが満載でしたので、何度も読み返して実践して頂けると嬉しいです。

 今回も読んで頂きありがとうございました。


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