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株式会社 大泉工場 みんなのトイレお披露目会にて

株式会社 大泉工場様が様々な当事者目線を取り入れた、みんなで作る、みんなが使う、【みんなのトイレ】をオープンしました。今回はそのお披露目会に参加した感想などレポートをしていきたいと思います。

はじめに

青山学院大学松永エリックゼミ生の赤澤です。今回私は初めて大泉工場にお邪魔をし、【みんなのトイレ】のお披露目会に参加をしてきました。実はエリックゼミと大泉工場様は以前からつながりがあり、大変お世話になっております。

大泉工場とは

大泉工場の創業は1917年。かつては鋳物と機械製造の工場でしたが、現在の代表者である大泉寛太郎氏が継承されて以降、不動産賃貸、食品機械の輸入販売、食料品や飲料の製造販売など、さまざまな事業が展開されています。

エリックゼミ×大泉工場の繋がり

現在のエリックゼミ4期生が主体となり、先日の相模原祭では大泉工場様のオリジナルブランド「KOMBUCHA_SHIP」の魅力を知ってもらうブースを開かせていただきました。

日々、4期生の活動を間近で見ている中で自分自身も一度訪れていたいと思っていたため、今回の【みんなのトイレ】を通じて訪れることができよかったです。

みんなのトイレの概要

「素敵な環境を創造し、地球を笑顔で満たしたい」という想いから、今、大泉工場が考える性別・年齢籍・障がいに関係なく使える「みんなのトイレ」となっております。

しかしこのトイレは完成形ではありません。
これからみんなが安心して心地よく使える、みんなにとって優しいトイレを目指すこと。多くの方の視点や配慮。
この「みんなのトイレ」をきっかけに、互いを思いやりながら優しい気持ちを持ちながら使える場所を、これからみんなでつくっていくこと。

そんなみんなのトイレづくり一日目でした。

みんなのトイレの特徴

■みんなの個室 -みんなが気持ちよく使えるトイレ-
オールジェンダーエリアに性別を意識することなく使えるトイレ個室を設置。
■みんなのおむつ替え -おむつ替えはママだけの役割じゃない-
オールジェンダーエリアにパパ・ママ関係なく使えるおむつ替えコーナーを設置。
■女性専用エリア-安心して使えるトイレ-
女性専用エリアに授乳室・女性専用トイレ個室を設置。
■誰でもトイレ-車いすも介助者も-
車いすの方も介助者の方も安心して使えるバリアフリー個室を設置。


フロアガイド

OKS CAMPUS の概要

OKSとは、かつて鋳物の街として栄えた埼玉県川口市の領家5丁目と言う場所にある、今までにない新たな創造の可能性を見出す OIZUMI KOJO CREATE SMILEという素晴らしい場所のことです。

OKS CAMPUSには昭和初期の歴史的建造物から心が安らぐような庭園、体内環境や地球環境にもやさしいカフェ。そしてKOMBUCHAのブルワリーなどこだわりぬいた本物の五感で体感できるキャンパスとなっていました。

OKSの雰囲気

大谷石でできた洋館はとても美しく、緑であふれた庭園もとても爽やかであり、カフェでいただいたシナモンロールもとても美味しかったです。カフェには地元の方と思われるお客様で賑わっており、地域住民の憩いの場になっているような印象を受けました。

みんなのトイレの感想

まず直感で感じたことは、トイレ自体がとてもカラフルで温かい雰囲気です。そして次に感じたことは、トイレの外との境目がないということです。空間が一体化しているというか、トイレが単独で存在していませんでした。
その理由には「開く」 という重要なキーワードが隠されていました。

今回の機会を通じて時折耳にした言葉が「開く」という言葉です。私はこと言葉を聞いた時に、開くことで多様性が生まれ、それを認める。認めるためには共感が必要。しかし、ただ共感をするのではなく、共感の相手はあくまで他者であることを念頭に、完全なる共感はできないのだというマインドセットがとても大切であるということを再確認しました。

まさにそのことを体現したものがみんなのトイレであり、不完全である自分に気づき多様性について一度立ち止まって考える、有意義な時間となりました。

OKS C AMPUSもかつては閉じられた工場。閉鎖的な空間を大泉社長自身が「開放したい」と思い、今のOKS CAMPUSがあります。パネリストとして同席していた、演出家、作家、カクシンハン主宰の木村氏も、「かつてのシェイクスピアも演劇を大衆に開き、皆で作り上げていった」そんなお話をしてくださいました。

まずは自分自身の心を開くこと、そして認め合い、より良い形を探り作り上げていく。こんな姿勢を普段の生活から体現をしていこう。そう思える1日となりました。

大泉社長、ルカさんこのような素敵な場所の1日目に同席させていただき、本当にありがとうございました。


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