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キューバを旅して。キューバ回想①

はじめに

こんにちは。青学エリックゼミ2期の赤澤です。今回はエリックゼミ生の一人が経験したキューバ記。強烈に自分の人生に彩りが加えたれたキューバ旅。何回かに分けてをお伝えしていきます。それでは一緒にキューバを感じていきましょう。

闇市と路地裏野球

「闇市」とは正規のルートではなく売買をすることです。一般的に日本の「闇市」として有名なものは、第二次世界大戦・太平洋戦争後の連合国軍占領下の日本の混乱期ですが、皆さんはもちろん経験したことはないですよね?2000年生まれの僕は当然、映画の世界のお話でした。
しかしまさか2022年に現実の世界でそれを体験するとは思いもしませんでした。基本的にキューバでは外貨とキューバペソ、この二つで買い物や食事をします。僕が渡玖した際は、ユーロを持っていきました。クレジットカードはほとんど使えないため、キャッシュを使います。そこで必要なのが、闇レート。公式レートの4倍でキャッシュが手に入るため、観光客は絶対に闇レートで換金することがベターです。では一体、どこで換金をするのか。僕は幸いなことに、お世話になっていたハバナ大学の元教授の伝手か、カーサ(民泊)で行っていました。

カーサの憩いの場。ここでまず1日何をするかみんなで作戦会議をしていました。


時には、街で出会ったおじさんと仲良くなり、細心の注意を払い、換金をしたこともありました。絶対に空港などでは換金はしないことをお勧めします。アルゼンチン人の友達は、300ユーロ分損していました。

闇レートのメモ


お金持ちになり、腹ごしらえをし街を歩いているとある光景が目に入ってきます。路地裏では子供達が野球をしています。しかしよく見ると、ボールではなくペットボトルのキャップを木の棒で打っています。なんでもやりたくなってしまう性分なため、気づいたら打席に立っていました。侍パワー!などといい、イチローイチローとヤジがある中、あえなく三振。意外と難しいのです。彼らも野球のプロですから、思いもよらぬ変化球に、細い棒で当てることは至難の業なのです。

 リッキーも空振り三振!!

喉が渇いたので、マンゴースムージを飲みに。シャワーを浴びて夜の街に繰り出す前の夕暮れがとても懐かしいです。

僕たちが大好きだったマンゴースムージー。100円くらい。

海賊チャンピオンズリーグ

海賊チャンピオンズリーグ小見出しからして、やばい雰囲気が出ていますが、とても良い思い出の一つです。「海賊テレビ」と聞けば想像がつくでしょう。僕はサッカーが大好きなため、ヨーロッパリーグもよく見ています。そんな中ちょうど、キューバ滞在中にチャンピオンズリーグの決勝戦があったのです。アリ(イタリア人の親友)もサッカーが大好きなため、半日かけて街を巡り、どうにか決勝戦がみれる場所を探していました。すると、一軒決勝が観れるというバーが見つかりました。ちょうど郊外のトリニダードにいたため、とても探すのに苦労をしました。もちろんスマホからなんて見ることはできません。電波がほとんどありませんから。

アリオシャ。半年後ロンドンで再会をします。
そして今も夜中によく電話がかかってきます。

時間になり、予約をしていた席に着くと、これでもかという数の人がバーに押し寄せています。そして即席の座席に皆で肩を寄せて待っていますが、一向に始まりません。正確にはキックオフはされていますが、電波が悪く見れないのです。通常の国営放送ではなく衛星放送と聞きこの電波の悪さに納得しつつCDR(革命防衛委員会)の目を掻い潜って「海賊チャンピオンズリーグ」を楽しみました。15分に一回は画面が止まり、プレー以外でブーイングをしたのは初めてでした。スタジアムで決定機を外すとどよめきが起こりますが、今回ばかりは決定機ではなく電波に対して会場がブーイングが。しかし今あの欧州最高峰のプレーをキューバのバーで現地人に混じって密かに観ていることに興奮を覚えました。結局観ててもイライラしてしまうためアリと早くに切り上げ、腹ごしらえをしにあてもなく街を練り歩いたのも良い思い出です。

これでも映像はよく止まります。見れたもんじゃありません笑

次回もお楽しみに。


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