見出し画像

遊脚期の歩行介助は必要ない⁉

二重振子モデル(遊脚振子モデル)では遊脚相における膝の随意的な運動は必要なく、股関節の屈曲により、下腿は慣性によって受動的に屈曲する。

これらから考えると立脚相での膝伸展による安定性保持、遊脚相での股関節屈曲と膝関節の脱力により歩行動作は達成される。

また、予期的姿勢調節の皮質網様体脊髄路の観点から非麻痺側先行で歩き始めることにより、麻痺側下肢の支持は随意的ではなく自動的に行われる。

つまり、

立脚期をしっかり形成してあげることで遊脚は勝手に起こる。介助はいらないということですね。

参考文献 脳卒中片麻痺患者の実用歩行獲得に至る要因の考察 中西康二 他 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?