むずむず脚症候群
別名:レストレスレッグス症候群
じっと横になったり座ったりすると、主に脚(人によっては脚だけでなく、腰や背中に症状が現れることもある。)にむずむずする、かゆみ、痛みなどの強い不快感が現れる現象。
特に夕方から夜にかけて症状が出るケースが多く、睡眠障害の原因にもなりやすい。
副次的症状として昼間の疲労感を引き起こす。
原因
明らかにわかっていないが、ドパミンの機能障害や鉄が関与してると言われている。
ドパミンは、さまざまな運動機能を潤滑にする働きをする。また鉄はドパミンを作る過程で欠かすことのできない物質である。
その鉄の不足によりドパミンがうまく合成されず、症状が引き起こされると考えられる。
原因がわからないもの(一次性)、慢性腎不全・鉄欠乏性貧血・妊娠・糖尿病・パーキンソン病・関節リウマチ等が原因となるもの(二次性)がある。
40歳以上の中高年、特に女性に多い。
4つの特徴的な自覚症状
①脚の不快な感覚のため、脚を動かしたくてたまらなくなる
②安静にして横になったり、座ったりすると症状が現れる、または強くなる
③脚を動かすと、不快な感覚が軽くなる
④夕方から夜にかけて症状が強くなる
治療
生活習慣を見直し、鉄分の不足を解消する
・カフェインの摂取を控える
・アルコールやたばこは避ける
・鉄分が豊富なレバー、ホウレンソウ、あさり、いわしなどを積極的に摂取する。
・適度な運動
・薬物療法
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