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開排運動するなら股関節は深く曲げろ

側臥位での開排運動(股関節外転、外旋、伸展の複合運動)において筋活動の違いを考える。

測定肢位

側臥位、股関節外転10°、膝関節屈曲90°、足関節中間位で開排運動を行う。

股関節屈曲は30、60、90°で設定し筋活動を調べた。


結果

大腿筋膜張筋は屈曲角度によって筋活動に違いは無し。

屈曲角度が増加すると筋長が短くなり、筋収縮の効率が低下するから。


中殿筋、大殿筋上部線維、下部線維は屈曲角度が増加するとともに筋収縮効率が高まる。

屈曲角度が増加するにつれ筋が伸張されるから。


まとめ

股関節屈曲角度の増加に伴い、側臥位での開排運動における外転筋筋活動は増加する傾向にある。

参考文献 側臥位での股関節開排運動における外転筋群筋活動 立松加寿子 他 理学療法基礎系21

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