THA/BHA アプローチまとめ
後方アプローチ(PA)
・BHAに多用
・脱臼肢位:屈曲・内転・内旋
・切開筋:大殿筋、梨状筋、上下双子筋、内外閉鎖筋、大腿方形筋の近位1/3
・身体への負担が少ない
・大殿筋を大きく切開するため、術後の座位で痛みが出やすい
・外旋筋を縫合する場合としない場合がある
後側方アプローチ(PLA) (後外側アプローチ)
・後方アプローチとほぼ同じ
・中殿筋を切開するため、中殿筋の筋力低下を認める
・座位では傷口が座面に接することが少ない⇒座位で痛くならない
外側アプローチ(DLA) (側方アプローチ)
・再置換術で選択されることが多い
・脱臼肢位:屈曲・内転・内旋
・切開筋:中殿筋のみ
・切開部位は大きいが、opeを短時間で円滑に進められる
・大転子を温存と剥離する術式がある
前側方アプローチ(ALA) (前外側アプローチ)
・脱臼肢位:伸展・内転・外旋
・切開部位:中殿筋とTFLの間(筋間切開で筋自体は切開しない)
・opeが難しい
・最近はほとんどがOCM(皮切を短くして低侵襲を実現)
前方アプローチ(DDA)
・脱臼肢位:伸展・内転・外旋
・切開部位:縫工筋とTFLの間
・背臥位でope可能なため、両側同時にできる
・外転・外旋筋を切開しないため、予後が良い
・opeが難しい
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