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運動イメージはリハビリに使えるのか

運動イメージ中には運動計画に関わる運動前野、補足運動野、頭頂連合野、被殻、小脳などが賦活する。

運動イメージによって運動技能だけでなく、柔軟性や筋力がイメージトレーニングによって向上する。これは一次運動野から脊髄、筋へ送られる運動指令が増大し筋活動が高まったためである。

ただ、実際に身体を動かすトレーニングよりも効果は小さく、

全く行うことのできない運動のイメージトレーニングは効果がない。


イメージトレーニングの効果を高めるためには

イメージする動作を観察すること。

運動を観察すると運動前野や下頭頂小葉が賦活する。運動前野や下頭頂小葉は運動をイメージする際にも賦活する共通の領域である。


触覚などの体性感覚情報を与えること。

イメージする動作で用いる道具に実際触れることでより鮮明にイメージできる。ただ触覚刺激を与えればよいわけではなく、イメージする動作と関連付けることが大事。

参考文献 運動イメージと運動パフォーマンス 水口暢章 他 計測と制御 第56巻

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