めまいリハビリテーション
めまいの大多数を占めるのは末梢前庭性めまいである。
これは左右一側の前庭機能障害によって生じることが多い。
急速一側前庭障害で末梢前庭器からの入力情報は欠如し、小脳を介して健側前庭神経核ニューロンの自発発火が抑制されることで、左右前庭神経核ニューロン活動性の不均衡が是正される。
このような末梢前庭障害の機能代償を前庭代償という。
一側前庭障害代償不全
「ふりかえる」の施行が推奨される。
頭部運動時めまい軽減と頸性眼反射介入の増進に繋がり、前庭を刺激して小脳を鍛えるリハである。
方法は一点を見つめながら左右30°の振幅角度で往復する頭部運動となる
めまいりはでは、あえて症状を起こしやすい動作を繰り返すことにより症状を軽減することが大事であり、そのことを患者に理解してもらうことが大事である。(馴化)
参考文献 めまい・平衡障害のリハビリテーション 新井基洋 日耳鼻 2020
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