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片麻痺に対する体幹アプローチ

体幹機能は抗重力位での姿勢保持や四肢の運動をより効率的に行うために重要である。


麻痺側を上にした側臥位にて体幹中間位、股関節屈曲30°、膝伸展60°とする。

・体幹回旋の運動パターン

セラピストが肩甲帯を把持し、腸骨稜を後方へ引く。患者は骨盤の前方回旋を行い、腹斜筋群の収縮を促す。


・体幹側屈のパターン

セラピストが腸骨稜を下方に引き、患者は骨盤の挙上を行い、腹斜筋群と腰方形筋の収縮を促す。


歩行時に必要な体幹筋

麻痺側立脚期での骨盤後退や下制に対する骨盤回旋(腹斜筋群や腹直筋)や骨盤挙上(腰方形筋)、遊脚期で振り出しに必要な骨盤挙上(腰方形筋)

これらの促通を可能にする方法なのではないか

参考文献 脳卒中片麻痺患者に対する体幹への促通反復療法の効果 廣川琢也 他 理学療法学 第40巻第7号 2013

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