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座位保持を可能にするためにできること

①非麻痺側への寝返り練習

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・体幹の非麻痺側回旋により、麻痺側外腹斜筋の求心性収縮を促せる

・骨盤非麻痺側回旋と挙上により、麻痺側内腹斜筋の求心性収縮を促せる

※非麻痺側へ側屈が生じないよう、肋間部、側腹部は伸長位にしておく。

※体幹回旋に伴い、麻痺側上肢が身体の後方に位置してしまうと、麻痺側外腹斜筋の求心性収縮が阻害されてしまうため、両手を身体の前で組み、肩を90°屈曲させ、寝返りを誘導する。


②非麻痺側への起き上がり練習

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麻痺側側屈、非麻痺側回旋、骨盤非麻痺側回旋、麻痺側挙上をさせる。

麻痺側の内腹斜筋、外腹斜筋、最長筋、多裂筋の求心性収縮を促せる。

・体幹の麻痺側回旋にともなって、非麻痺側内腹斜筋雄求心性収縮も促せる


③座位保持練習

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・骨盤前傾方向と体幹伸展方向へ誘導することで、両側多裂筋、最長筋の求心性収縮を促し、内・外腹斜筋の伸張位を保持させる。

参考文献 体幹筋の筋緊張低下により座位にて転倒傾向を認めた脳梗塞左片麻痺患者に対する理学療法 二五田美沙 他 関西理学 2013

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