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映画『さがす』

この作品も、
ポスター、予告PVで惹かれた。
ほんとポスターは大の好み。

「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、智は煙のように姿を消す。
ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。
失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった――。

映画『さがす』公式HP


監督は、片山慎三さん。

脚本は、
片山慎三さん、小寺和久さん、高田亮さんの
共同作品だ。

なんと言っても、脚本が好きだ。

切ない中に、明るさがあり、
明るさの中に影がある。
止めなければ、影はどこまでも伸びていく。

個人的にとても好みの作品だった。

もう冒頭の5分で、というか、
始まった瞬間に、好きだなって思った。

そして、観終わったあとに、
うん。最初の感覚は
間違っていなかったと思った。

佐藤二郎さんと伊藤蒼さんの親子は圧巻。

これはぜひ、自分の目で観てほしい。

作品のネタバレになるのが嫌なので、
詳しくは言わないが、
この作品に出てくる、生死について、
子どもの頃から親と何度も話していたことがある。

個人的な見解は持っているけど、
それだけが正しいとは思わない。

凄く難しい問題で、正解はないと思う。

お互いが愛するが故の葛藤だ。

タイトルの『さがす』も納得で、
なぜ、さがす。なのか。
誰が何を探して、何を見つけるのか。


心が繋がっているようで繋がっていない。
けど、ちゃんと繋がってる。のか?
そんな人生のような作品だった。

いやー、観てほしい。

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