児童思春期病棟に教育を⓶
群馬病院児童思春期病棟に教育を届けたい。3年越しで働きかけてきた。
昨年度は、文教警察常任委員長として重要課題として位置付けた。1月25日の委員会県内調査では担当課長、教育長と共に現場で調査を行った。
またこの後、山本知事にまで足を運んでもらい説明を行った。
(知事、教育長ありがとうございました!)
https://youtu.be/JbYEPOnzHAE?si=hC7UXmXPys6RTjrw&t=872
元々、思春期病棟は当初24 床だったが、満床の状態が常に続いたため2024 年 3 月には早くも 33 床へと増床した。初診外来予約は 3 ヶ月待ち、と県内における当院児童精神科部門への需要は益々高まってきている。
入院治療に関しては、入院児童は、剥奪されていた安心感や自己肯定感を入院治療チームの関わりによって回復し、同年代患児との入院生活で社会性を獲得していく。
その時に重要なフィールドとなるのが、教育、すなわち院内学校になる。
医療による精神症状の改善や安心感の醸成と、学校という社会を体験しながら義務教育を保障することは、入院児童の健やかな育ちを支える車の両輪だ。
入院中から義務教育を保障することが喫緊の課題であるが、現在、訪問教育体制では、1日 3 時間授業を週 3 日、計週 6 時間の学習時間しか提供できず、また体制上の教員数配置の点から、全ての入院患児に義務教育を保障できない事態が生じている。
入院児童の家族も、子どもの心の治療を強く希望する一方、治療に必要な期間を病棟で過ごすことにより学習(義務教育)が疎かになってしまう、といったジレンマを抱えており、義務教育の保障を要望する声は日増しに高まっている。
『群馬病院思春期病棟が、病弱特別支援学校の指定病院に認定され、院内に分校もしくは分教室を設置し教員が常駐できる体制を早急に整える事は、ひいては群馬県の医療水準を保ち拡充していくためにも、子どもを預ける親の要望に応えるためにも必要である。』
児童思春期病棟に教育を!
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