陣内 峻 MS, ATC, NASM PES/ CES

アメリカの準医療資格であるアスレティックトレーナー。テニス選手・愛好家の方を中心にトレ…

陣内 峻 MS, ATC, NASM PES/ CES

アメリカの準医療資格であるアスレティックトレーナー。テニス選手・愛好家の方を中心にトレーニング指導・アスリハの指導。チーム指導では中高サッカー部のトレーニング指導。整形外科などの院内研修や専門学校での非常勤講師。学生や若手トレーナーにスポーツ現場で活動するために必要な情報を発信。

最近の記事

トレイルランの大会でファーストレスポンダーとして活動するためのマニュアル公開

今回は日本に帰国してからトレイルランの大会でファーストレスポンダーとして活動させていただいております。この経験を活かしてトレイルランの大会でファーストレスポンダーとして活動するために必要なマニュアルを作成したので公開したいと思います。 今回のnoteは、私だけではなく、柔道整復師として活動し、複数のトレイルランの大会でメディカル・コーディネーターとして活動されている左右田さんと一緒に作成させていただきました。 左右田さんと一緒に活動させていただいているトレイルランの大会で

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    • スポーツ現場実習の学生トレーナーの教科書〜スポーツ現場でのトリアージ〜

      学生トレーナーとして、スポーツ現場に立つ時に求められるのは、スポーツ現場における救急処置になります。 アスレティックトレーナーの大切な役割の1つは、安全管理体制の構築であり、学生トレーナーとしてスポーツ現場に立つにあたり、CPR/AEDとスポーツ現場での各会場の緊急対応計画(EAP: Emergency Action Plan)の把握は必要最低限の知識・スキルと言っていいのではないでしょうか。 今回は、CPR/AEDとEAPを利用するような緊急時に限った救急処置だけではな

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      • スポーツトレーナーのための経営術〜ワーク・ライフ・インテグレーション〜

        スポーツトレーナーを対象にしたセミナーにも経営やキャリアデザインに関する内容のものが増えてきています。 パーソナルトレーニングもニーズが認知され、トレーニング指導の単価も高くなる傾向がある一方、単価が安いことをアピールする店舗やパーソナルトレーナーも出始めています。 このようにスポーツトレーナー業界でも単価が安い・高いの二極化することは簡単に予想することができます。 良いものを安く提供するということは素晴らしいと思いますが、この経営方法は、大量生産ができ、多くのクライア

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        • スポーツトレーナーのためのブログ活用術〜目的を明確化〜

          ブログを書き始めてから2年以上経っていますが、スポーツトレーナーの方からブログについて質問されることが多くなってきたので、今回から「スポーツトレーナーのためのブログ活用術」というシリーズを始めたいと思います。 今までのスポーツトレーナー業界では機能解剖学や傷害評価、アスリハ、トレーニングや手技などのセミナーがほとんどでしたが、最近ではビジネスに関するセミナーも増えてきています。 ビジネスに関するセミナーでは、情報発信の大切さが言われており、情報発信の方法としては、ブログや

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          就職しないからフリーランスという道を選択

          スポーツトレーナーでフリーランスとして活動している若手トレーナーの方で多いのが、「就職しなかったから、フリーランスで活動しています」という答えです。 正直、私自身も就職したいと思う会社が見つからなかったのでフリーランスで活動を始め、オファーが来た仕事をしていた時期もあります。 このような形で仕事をしている若手トレーナーのフリーランスの方は本当に多いように感じていますし、私に相談してくるフリーランスの若手トレーナーの方の悩みは、 ・将来に不安がある ・収入が上がっていない

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          足関節内返し捻挫に対するテーピング

          今回は学生トレーナーの時から足関節内返し捻挫に対するテーピングをどのようにレベルアップさせてきたかを説明したいと思います。 このnoteには、テーピングのハウトゥーなどのテクニックに関しては一切触れておりません。 今回のnoteでは、 ・教科書のテーピングは質、そして時間短縮 ・様々なテクニック、そしてテーピングの種類 ・状況と個人に合わせたテーピング ・さらにより良いものを! この上記の4つについてそれぞれ説明したいと思います。 日本に帰国してから、様々なスポーツ

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          NASMのPESとCES取得者として正直な見解

          今回は日本に帰国してから多くの方に質問されるNASMのPESとCESという2つの資格について、日本ではまだこの両方の資格を取得している人は少ないので、両方の資格の取得者として正直な見解を書きます。 NASM: National Academy of Sports Medicine PES: Performance Enhancement Specialist CES: Corrective Exercise Specialist 今回のnoteでは、 ・2つの資格を取得

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          同業者の意見に耳を傾けなくていいのはこの4つの条件が揃っている時

          今回は、「同業者の意見に耳を傾けなくいいのはこの4つの条件が揃っている時」について書いていきたいと思います。 私自身は、すごく同業者の意見というか噂、評価などをとても気にしていました。気にしていた主な理由として、仕事を紹介してくれるのが同業者だったという点です。 アメリカでアスレティックトレーナーとして仕事を得たのは全て同業者の紹介が始まりでした。アメリカのアスレティックトレーナーには、協会が用意してくれている求人サイトで仕事の情報を得ることができますが、求人に応募するに

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          筋肉の起始と停止をどう考えるか

          今回は、学生トレーナーの方から「筋肉の起始と停止を学校で習っているのですが、どのように現場で考えて、選手に対して指導されていますか?」という質問にお答えしたいと思います。 目次 ・起始と停止→近位付着部と遠位付着部 ・痛みと触診における付着部 ・機能解剖における付着部 起始と停止→近位付着部と遠位付着部 起始: 筋肉の収縮時に固定してあまり動かない、または全く動かない近位の付着部位。近くにある関節の動きがより小さい方の付着部。 停止: 筋肉の収縮時に移動する遠位の付着

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          EBPに関してよくある誤解をまず取り外す

          今回、お話しさせていただくのは、「EBPに関してよくある誤解をまずは取り外すこと」についてです。 EBP(Evidence Based Practice)とは、エビデンス(科学的根拠)に基づく実践になりますが、この名前からのイメージで、しっかりと研究文献を読み続け、最新のエビデンス通りにスポーツ現場で実践することだと考えられがちです。 ・しっかりと研究文献を読み続けること ・最新のエビデンス通りに実践すること これが間違っているということではありませんが、これがEBPの

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