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自分が「ビジネス書」を読まなくなった理由

若者の活字離れ


 と言われて何十年経つだろうか?

 おそらくだが、世の中に漫画が普及し始めたころからメディアの(高齢)編集者たちがずぅーーーーっと言い続けている言葉だろう。
 「若者の@@離れ」の【@@】の部分に何か今どきのワードを入れておけばキャッチーに見え、新聞などを未だ購読している高齢者の目に止まりやすいから。


 個人的に「活字離れ」が本格的に始まったと思うのはここ20年くらいの話ではないだろうか?
 そう…「インターネットの普及」影響せいだ。

 具体的には『iPhone』が登場し、続いて『SNS』が普及し、トドメは『YouTube』などの動画配信サービスが隆盛を迎えたことによる影響だろう。

 正直…読書するのってメチャクチャに「エネルギー」が要る。
 俺は速読にチャレンジしたことがあるが、全く身につかなかった。
 なので「(頭の中での)音読」で読むしかないから、それなりの時間もかかる。

 しかも!!
 俺…【読書ノート】をつけているのよね…。
 なのでメモってる手間も加えれば「倍率ドン! さらに倍!」みたいな時間を要するのだ。

 なので、動画とか音声メディアの方が10分くらいで1コンテンツを仕入れられれる…しかもトイレ中とか、電車・バスの中でサクッと(スマホで)片手で見て(聴いて)いられるのもいい。
 そんなこともあり、今は【書籍を読むこと】に価値を見いだせなくなってしまっている。

 昔…2010年に無職だった頃、毎日のように図書館へ行って本を借り、『マクドナルド』で100円のコーヒーを飲みながら何時間もかけてビジネス書を読む…みたいなことをするの、今はできない。
 だって、ビジネス書で勉強するより、現実としてやらないといけない仕事があるし、読書するならYouTubeとかVoicyとかのがお手軽でいいし…。


 かと言って、文字(活字)を見なくなっているわけじゃない。
 逆に、ネタを作る時のリサーチの時に結構な文字をネットで読んでいる。
 つまりは…

「文字(活字)は読んだりしているが、読書という形態ではなく、ネットニュースブロクなどの仕事に必要な情報をホームページで見ている」

 ことになるわけで。
 仕事でしこたま文字(活字)を見た後に、プライベートで「さぁ、読書するぞ!」という気力が出てこなくなったわけだ(苦笑)。
 下手すれば、ビジネス新書1冊分を読んだぐらいの量の文字を読み込むこともあるし…。(そのほとんどが要らない情報なんだけどw)
 そうなると「もう疲れたよ、パトラッシュ…」状態ww


 あと、もう1つ、個人的な「活字離れ」が起きている理由としては

「エンタメ系はともかく、ビジネス書で学んでも今更役に立つ情報がほとんど無い」

 ということだろうか?

 ぶっちゃけ、20代とかだと、まだ仕事に対する【型】みたいなのが決まっていない人が多くないだろうか?

どういう風にすれば生産性を上げられるのか?
どういう風にすれば効率よく仕事が回るのか?

 自分で答えを持ち合わせていないから、自分のスタイルに合う答えを求めて、成功した先人たちのスタイルを模索・模倣する…その情報の入手先がビジネス書…ということになる。

 が、ある程度の年齢がいくと「これで仕事が回っているんだから、これが俺の正しいやり方だ!」という【スタイル】がほぼほぼ確立しちゃっているわけで。
 「ほぼ日手帳」を20年近く使い続けて満足しているのに、今更「ジブン手帳」に乗り換えたり「ロルバーンダイアリー」に乗り換えたりしたくないぞ…と。


 最近、自分のYouTubeのレコメンドに…

 書籍の要約をアニメでしてくれる『フェルミ漫画大学』というチャンネルが流てくる。
 これを時々見ているが、

「そのビジネス書の要約を読んだところで、もはやその知識・知見を活かす現場が無いし、それを実行できる年齢ステージでもない」

 という本がわりと多め。
 若い頃に見ていたら「そうなんだ! やってみよう!」と思えたかもしれないが、今はもう「これを実践したところで、、時すでに遅し」状態…。


 例えば「人は見た目が9割」とか言われても…。
 身なりを小綺麗にしたところで仕事が増えるわけでもないし、女性にモテるわけでもない。
 そして、小綺麗にするには金が要る(苦笑)

 あと、20代の頃に比べて「肌のシミやシワ、クスミ」はどうにもならん。
 ただ! 「汚いオッサン」に見えないようにだけは注意している。
 つまり、プラスにするのではなく、マイナスにならないようにするので精一杯さ。


 話を戻して。。
 そんな「本を敬遠している」状態だったが、最近、ちょっと興味を持ち始めているのが

【聴く読書】

 だ。

 というのも、「運動(ウォーキング)の時間で何か出来ないものか?」と考えるようになっているから。
 西野先生のVoicyは、すぐ聴き終わっちゃうのでストック無くなるし(笑)。
 なので、1〜2時間ぐらい聴いていられる何かってことで目を付けたわけだ。

 例えば…

 『オーディブル』みたいなサービスとかね。
 今、こういうのがたくさんあるでしょ?

 さすがにもう…中高生の時のようにAM/FMのラジオを聴いてもしょうがない(苦笑)。
 俺より年下のお笑い芸人やタレントの”面白近況トーク”や、ハガキ職人のネタ投稿に興奮できない年齢になってしまっているのが悲しいところで。
 そんなオッサンになった今、どうせ”耳”の空き時間を使うなら「知識」が欲しいってわけだ。

 ただ、今ワイヤレスイヤホンが15分で電源が落ちてしまうほど電池が劣化しているのと、有線イヤホンだと(ケーブルが故障して)音声を聴きながらの充電が出来ない状態なので…早く新しいiPhoneとAirPodsをゲットしなくてはいけない…。
 まずはそれを早めにゲットしてから「ウォーキング読書」計画を実行してみようと考えている。

 これからは【読書】ではなく【聴書】の時代なのかもしれない。




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