「企画書新時代」は到来するのか！？

お疲れ様です。
放送作家の山川です。

ちょっと前に【企画書】の
基本的な書き方を投稿しましたが…。

企画書に関して、
だいぶ前に閃いた「気付き」を
記しておこうと思います。

昔…テレビ東京のディレクターさんが
企画書を【白黒】で仕上げていました。

「Word」のバージョンも
「2002」or「2008」で、
それなりの写真も簡単に入れられる
ようになっていたと思います。

なのに【白黒】のみ…。
ちょっと気になったので
その理由を尋ねてみたところ

「どうせ編成会議では（白黒の）コピーが
　配られるからカラーは意味がない」

という衝撃の答えが…。

確かに、、頑張って色味とかやっても
白黒だけのコピー機で刷られてしまっては
作家の努力が水の泡！
意外な盲点でした。

カラー印刷は経費がかかるってことで
基本、会議で配られる資料は
白黒であることが多いです。
それが「編成会議でも白黒なのか…」と
衝撃を受けました。

★注：編成会議
　企画書の募集をかけて、
　集まった企画書を審査する会議。
　編成部員が予備審査して
　選りすぐりの企画が集まる中、
　最終的に編成部長のOKが出れば
　番組化となる。

あれから10年以上が経過しているので、
今も【白黒】のままなのかわかりません。
ただ、作家はカラーをふんだんに使って
企画書を作り続けています。

で、ある時ふと思ったんです。

編成会議で「iPad」を
使わせてもらえないのかな？

と。

少なくともTBSでは3〜4年ぐらい前から
「iPad」が使われる定例会議が
増えていました。

会議で使われる「iPad」は
局が管理しているもので、
会議ごとにADさんが人数分を申請し
レンタルするという形式です。

会議で「iPad」が使えるなら…
編成会議でも「iPad」を使えないか？

ある時、そんなことを思いました。
だって、そうしたら…

【Keynote】を使って
動的プレゼンが出来るじゃん！

というわけです。

【Keynote】とはMacに付属する
プレゼンソフトで、Windowsの…
Officeで言うところの
【PowerPoint】にあたります。

Macのパソコンを買えば
無料で付いてくるソフトです。

このソフトを使い「動的」な
企画書を作ってプレゼンすれば
通る確率が高くなるんじゃないのかな…と。

ただの写真を見ているより、
具体的に番組をイメージしやすく
「面白く見える…はず」と思いました。

編成会議で、プロデューサーが
スティーブ・ジョブズばりに
プレゼンを行えばいいわけです！！

まぁ、実現するためには考えられる
「ハードル」がいくつかありますが…。
これはぜひやってもらいたい！
少なくとも、自分が関わるチームでは（笑）。

現場（会議）の温度感が微妙に
つかめていないので、実現の可能性が
どれぐらいあるか不明です。

ただ…。
この資料を作る若手作家は
無茶苦茶大変になること
間違いなしですけどね…。。
そこは番組が通った時の”感激”で
相殺してもらえればと。

おそらく、普通の企業ではこうした
「動的プレゼン」は日常茶飯事かと
思われますが、マスコミはわりと
アナログな部分も多いです。

なので！！

早い者勝ち・やったモン勝ち

ですね。

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