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【WORKROOMS】 体験してみた

 明日の『サンデー・ジャポン』でオンエアされる予定の「メタバース特集」。
 その中で、『Meta』社が提案している【ワークルームス】のβ版を体験出来た。

 【VR】に関しては…最近、最新技術の”勉強”が停滞気味だったのだが。
 久々に「なるほどね〜」という学びを得られた。


 でだ…。
 【ワークルームス】を使ってみての忖度抜きの感想としては

いい加減に「メガネ問題」をなんとかせい!!

 だ(苦笑)。
 ソフトウェアよりハードウェアが進化してない印象が強かった。


 VRが一般に普及しにくい理由はいくつかある。

✅HMDが高価
✅別に使う必要性が無い
 (日常でマストではない)
✅髪型・化粧が崩れる

 などなど。
 その中でも問題なのが、

メガネユーザーに優しくない

 というところ。
 (コンタクトレンズが大嫌い)
 俺、メガネを外すと30cm先の書類の文字が見えなくなってしまうほどのド近眼である。
 物理的に「俺の眼球」と「『Oculus Quest』のレンズ」の距離は数センチにも関わらず、目の前に広がる「メタバース」空間の…ちょっと遠くにある文字に眼球のピントが合わせられない。
 かといって、メガネをつけてHMDオキュラスを装着しようとするとムチャクチャ窮屈だった。

  しかも『Oculus Go』よりもメガネを収納出来る「空間」が厳しくなってないか?
 アタッチメントがあって少しは楽になったものの、根本的な「キツイ」という感覚は残ったまま。
 何とかメガネをレンズ側に「押し付ける」ことで、メガネがまぶたにくっつかないようにすることが出来たが…不便この上なかった。

 HMDを理解していない一般ユーザーは「こういう不自由体験」をしてしまうと「別に欲しいと思わないな〜」という感情がインプットされてしまうのである。


 ハードはそんな感じだったが。
 ソフト面としては…

100点満点中60点

 という印象かな?

 「業務報告」系の会議ならば使えなくはない。
 しかし、「クリエイティブ」系とか「イノベーション」系の会議だと【不自由】と感じた。
 不自由な理由は

板書(記録)

 だ。

 【ワークルームス】の中にもホワイトボードのような機能はあるにはあるが、慣れるまでに時間がかかるし、慣れたとしても文字が汚い
 で、それらの板書したテキストを「ワード」や「パワポ」、「テキストエディターにコピペする手段が無い…ってことは、またゼロからの打ち直しなのか!?

 「手元にパソコンを用意して打ち込めればいいじゃない」と思うかもしれないが、いくらブラインドタッチが出来たとしても、HMDを被った状態で鼻の隙間から見える外界の情報を頼りにキーボードを打つのは正直面倒くさい。
 (数字や記号系の打ち間違いも多いだろうし)


 個人的に思う「解決策」としては…

 メディアアーティスト・落合陽一さんの研究室が開発した「自動字幕表示システム」で、【ワークルームス】の中で喋った文字を自動でテキスト化してくれる機能を装備し、会議終了後に文字(ファイル)化してくれる…というのが最適解だろう。

 多分「板書がしにくい」というのは【ワークルームス】を普及させるにあたって「最大の壁」になることは間違いない。
 それを『Meta』がどう解決するかだよね。


 現在、VRChatなどで「メタバース」に触れる人も多いと思うが「遊び(コミュニケーション)目的」と「ビジネス目的」とでは、欲しい装備が全く違ってくる。

 とりわけ、バーチャルオフィスとしての主導権を握りたければ

*板書のしやすさ
*会議で出た言葉ログ(議事録)の保存

 の改良が急務となってくるだろうな…と思ったβ版の体験記。

 Zoom会議よりは便利かもしれない。




オリジナルアバターも欲しくなるよね

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