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深夜の完食図鑑・298食目 「おいしいラーメン」

 20年程前…日本テレビで『スーパーテレビ情報最前線』という番組が月曜にやっていて。
 そこで特集されていたラーメン店の神座かむくらを、なぜか今でも覚えている。
 東京へ乗り込む勇ましさを表現するためか「Gメン75」みたいに一列に並んでいるシーンと、スープを煮込む社長の姿…それが脳裏に焼き付いているのだ。


 調べてみたら、その特集は2003年放送だった。

2003-12-15

今日の21時からの日テレ系で放映された、
スーパーテレビ情報最前線は、かなり興味深いプログラムでした。
今日の放送内容は「すごい味がやって来た!新宿・不夜城ラーメン物語」というもの。
関西に10店舗を持ち、年商37億円を稼ぐ、どうとんぼり「神座」(かむくら)が、新宿歌舞伎町に超大型店でラーメン激戦区に殴り込むというのがメインです。

 今は休業状態だが、当時は歌舞伎町のど真ん中で異彩を放っているラーメン店だった。

下の方にある「神座ビル」の場所にあった

 『ロフトプラスワン』へ行く時に近所を通ると、いつも行列が出来ていたっけ。
 いつかは食べてみたい…と思っていた。


 そんな『どうとんぼり神座』だが、実は新宿の京王モールに出店(移転)していた。

 オープン時期を見ると2021年なのでコロナ禍の真っ只中!?
 その頃にはリモート会議が普及し電車に乗らなくなっていたので、お店が入れ替わっていることに気付くのがだいぶ遅れた。

 で、数ヶ月に1〜2回ぐらい新宿へ出かけたりするのだが、いつ見ても行列が出来ていたのでずっと食べられなかった。
 (行列に並んでまで食べるのは時間がもったいない…派)

 ただ!
 移転後のブームも落ち着いてきたのか、先日、お店の前を通ったらノー行列だった。
 しかも! 本来、目の前にある『イレブンイマサ』でカツカレーを食べようとしていたのだが、なぜかお店が臨時休業!

「これは神様が『神座』へ行けと言っている!」

 そう思い、20年越しで”初神座”を体験することに!!
 表に券売機があるのだが、モタモタしているとすぐに後ろに人が並ぶのでユックリ選べないのはデメリット。
 メニュー表を見ながら味を想像して選ぶ楽しさが無いのはちょっと寂しい。

 まぁ、初回(初来店)ということでお店のベーシックの味となる「おいしいラーメン」をチョイス。

タッチパネルの券売機

 そして、券売機などのタッチパネル注文で大嫌いな「トッピングはいかがですか?」画面を華麗にスルー。

マジでウザい画面。。

 大盛りぐらいならいいかな…とも思ったが、味が分からないラーメンを大盛りにして失敗した時のショックは計り知れないので、ノーマルサイズで。
 あと、大盛りにすると1000円を超える…。

 食券をカウンターの上に置いて、店内を確認する作業から。

こだわり
ニラ…?

 酢とかラー油とかあるけど、これは多分「餃子」用だよね??
 ラーメンのためのトッピングはおそらくコレだよな…??
 後で試してみよう。

 そんなこんなしていると、わりと早めに着丼。

おいしいラーメン (830円)

 白菜のビジュアルが特徴的なラーメン。
 見た目は醤油系の味かね?

味が想像しにくい?

 早速、スープから飲んでみると…。

「うん、おいしいね」

 と。
 何か分からないけど、確かにおいしいラーメンだ。

麺リフト

 麺との相性もバッチリ。

ペラッペラ。。

 お肉はチャーシューというより豚の薄切り?
 このラーメンには合っているけど。

 後半戦になり、いよいよ味変タイム。

辛ニラ?

 ほどほどの量をどんぶりにドボン。

果たしてどんな味に…?

 ニラを入れたスープを味わうと…

「コッチが正解だww」

 おいしいラーメンが、よりおいしいラーメンになった。
 スープも残さずに完飲。
 残すなんてもったいない!

フードロス削減!

 ごちそうさまでした。


 表の扉のところに「かむくらラーメンの特徴」が書かれていた。

非常ドアの広告

 3度食べにきたら中毒になるらしい。
 でも、確かに3度ぐらい食べて「なんでこの味がずっと大人気なんだ?」の秘密を知りたい気はする。

 二郎のラーメンと違って「@@の食材を使っています!」という主張がスープから全然感じない。
 「美味しい!」という読後感だけが舌に残る感じ。
 その不思議な感じで「また食べにこよう」ってなる人が多いんだろうな。


 そして、おそらく昔は650円とか…もっと一杯の値段は安かったはず。
 その時代に「かむくら中毒」になった人が今も通い続けているんだろうな、、きっと。

 俺も…絶品の豚骨ラーメンじゃないんだけど、何か分からないが時々無性に『博多天神』のラーメンを食べたくなるし。

 「ノスタルジー」という調味料が隠し味として使われているような味だった。




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