「反ルッキズム」の時代にて……
【ルッキズム】とは…!?
「人の価値を外見だけで測る差別的な考え方や言動のこと」だが…。
色々思うことをポツポツと。
まず、この近年の風潮に際して
女性芸人は困っているだろうな〜
と。
てか、昔は「女芸人」と普通に呼んでいたのが、今では「男は”芸人”で女は”女芸人”っていうの、おかしくない?」という空気感すらあるもんね(苦笑)。
で、なぜ女性芸人が困っているか?
それは「自分のルックスを卑下出来なくなった」から。
それを明確に感じたのは数年前の『THE W』で「ぼる塾」がネタを披露した時…あんりさんか田辺さんが自分のルックスについて触れたら、なんか微妙な違和感を感じたのだ。
(言葉を選ばずに言うと…)
と。
昔で言えば…ハリセンボンが出てきた時は「死神(はるか)」と「角野卓造(春菜)」だったし。
おかずクラブだって、オカリナさんが「オヤビンが男にモテないの!」というネタをやっていたし。
昭和・平成では自らを「ブサイク・年増」などと卑下することで笑いを生み出していたはずなのだが、令和の時代において”それら”で笑いを取るのは「タブー」となってしまっている。
だから…ネタの幅が狭まってしまっているんだろうな〜と。
その一方でこんな記事も。
そうなのよね。
「オジサンならいじってもOK!」という風潮はあるのよね。
それってどうなんだろう?
芸能人だけじゃなく政治家だってそうだ。
国会議員自身が、総理に「増税メガネと呼ばれているのを知っているか?」と悪口とも言えるルッキズム満載の名称で問いかけてしまうあたり、コンプラ意識がどうかしている。
男ならあだ名をつけていいのか?
例えば…「このハゲ〜〜!!」のパワハラで話題になった元国会議員の豊田真由子氏に「絶叫ババア」とかあだ名を付けたら…ネットなどで袋叩きにされる可能性だってあるはず。
(まぁ…当時は当時で豊田議員が完全に【悪】だったけど)
なんで、男性の「デブ・ハゲ・チビ(・メガネ)」いじりはOKで、女性の「ブス(ブサイク)・デブ(ぽっちゃり)」いじりはフルボッコで叩かれる…という社会なんだろうね。
で、その極めつけがコレ。
抱かれたくない男
ランキング
である。
逆に「男が抱きたくない女芸能人ランキング」やったら…
抱きたくない理由が「顔が生理的に受け付けない」「BBAだから」とかになるんでしょ? きっと。
1000%、炎上案件だよね…。
それが男だと許されるってのは、【反ルッキズム】の風潮がある中で「どういう生理現象なんだ?」…って思ったりする。
NHKの『紅白歌合戦』ですら「男チームと女チームに分けるのは時代錯誤じゃないのか?」とすら言われている時代なのに、なぜ「抱きたくない男」を決める必要があるんだ?
でも、それってわりと
「昔から続く”伝統”だから」
という言葉で片付けられているような気がしてならない。
岸和田の「だんじり祭り」とか、長野県の「御柱祭り」もそうでしょ?
死亡者が出ている祭りなのに「昔からの伝統だから」で祭りは続行されている。
パソコンのプログラムだったら「エラー」が出たら絶対に修正すべき部分を一切修正せずに運用し続け、結果「エラー」が続出するという理不尽な状況。
でも、大衆はそれを見て見ぬふり。
なぜなら「伝統」だから。
しかしながら、ジェンダー問題に関しては、扱いを一歩間違えると「社会を揺るがすような法律の作成・運用」が行われたりする。
「心は女性、体は男性」の人間を受け入れるべきかどうか?
受け入れなければ訴訟、受け入れれば女性客が敬遠(客の減少)…。
行くも戻るも地獄しか待ち受けていない。
女尊男卑だとか、ジェンダー平等だとか…。
自分の理解の範疇を超えるような出来事のニュースが流れ続ける中、未来の日本はどうなっていくんだろうか?
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