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令和の「豊川信用金庫事件」?

 今週のアタマ、東京株式市場ではとんでもない大事件が勃発。

 東京証券取引所の終値が4451円安の3万1458円に

 株を保有してない(=保有する余裕がない)俺からすれば何ら関係の無い話ではあるが(苦笑)。
 周囲では、財テクに走っていた人たちの間で「俺、@百万やられた」などの会話が飛び交っていた。
 逆に「キリギリス浪費家生活してるな〜」と思っていた人が、意外と堅実に財産を築こうとしていたことにビックリしたわ(苦笑)。


 そんなヤバいことが起きたかと思いきや!!

日経平均株価が過去最大の上げ幅で反発し3217円高の3万4675円46銭に

 ブラックマンデー超えの下げ幅を記録した翌日に、過去最大の上げ幅だったというニュース…。

 「カブアンドピース」という会社を設立し、一般市民も株を保有することを推奨している元ZOZO社長の前澤さんも「今は素人が安易に手を出すべきではない状況」と警告する事態に発展している。


 まぁ、超客観的に見ていると、今回の騒動は

「新NISAとかを機会に株式に手を出した【ド素人】が、SNSでの情報や投資系YouTuber・インフルエンサーなどの妄言を信じてウリ(=早めの損切り)に走っただけでしょ?」

 って思ったんだが…合ってる?

 YouTubeなどで「**なことがありました。これからは■■ですかね〜」などの噂が飛び交い、その真偽不明の情報をいつの間にかSNSが増幅装置となり「俺が!私が!持っている株式って、ガチで暴落するんじゃね!?」となる人が出て売りに走り、他の売る人の動きを見て、初心者が「早めの損切りしないと!」となって…結果、ブラックマンデー超えの大暴落。

 その後、状況を見守っていた株式のプロが「株が安く買えるぜ! ラッキー!」と漁夫の利的に儲かった…。
 外野で見ていると、そんな感じがする。


 にしても、この狂乱騒動…昔、同じようなことがあったよね?
 調べてみたら…。

現に1973年には、日本でも「豊川信用金庫事件」と呼ばれる取付騒ぎが起こっています。当時の女子高生が電車内で交わしていた冗談から、「豊川信用金庫は危ない」という誤った内容の情報が拡散され、パニック状態に陥った人々が豊川信用金庫に殺到し、取付騒ぎを引き起こしたという事件です。

 今から半世紀も前…SNSの無い昭和の時代にもこんなことが起きていて。
 情報伝達が遅い時代ですらコレなんだから、今みたいなシナプスで繋がる世の中、誰か影響力のある人が「ヤバいかも…」と言っただけで株式市場が動いてしまうようになったんだな…と。


 そういう株式投資の初心者は、一度この『がまぐち夫婦の節約チャンネル』を見たほうがいい。

 最新動画を含め、節約投資系YouTuberたちが口を酸っぱくして言っていることを脳裏に焼き付けないとあかんでしょ。

 老後の資金を心配するなら株式市場の動向に一喜一憂せず、ひたすらコツコツ投資した方がいいのだと。

株式 = 一攫千金ギャンブル


 と捉えている日本人が多すぎるよね…。
 それもこれも、子供の頃からの「お金の教育」が足りていないせいだ。

 全日本人は一度、西野亮廣先生の著書を読んでお金について勉強した方がいい。




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