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「こたつライター」と「メディアの在り方」への私見

 相変わらず大衆は「他人の不幸」の情報が大好きだ。

 特に…そういう大衆を相手にアクセス数稼ぎしか考えていない【こたつライター】が大好きなのは

「イキってるタレントの不幸を叩く」

 こと。
 中でも…もはや「不幸叩き」のレギュラーと化しているのがキングコング・西野先生だろう。

 最近見かけたのは…

 今、ネット上でいちばん話題になっている人は誰だろう。
 炎上に次ぐ炎上を乗り越え、ようやく焼肉店をオープンさせた宮迫博之か。それともネットニュースで話題沸騰中、芸能界を戦々恐々とさせているユーチューバー『ガーシーch』の東谷義和か。
 さまざまな“余罪”が発覚し続けるという“トレパク”疑惑のイラストレーター・古塔つみか。またまた“炎上軍”と呼ばれるシバター、ヒカル、ラファエルといった人気ユーチューバーたちか……。
 いや、本記事で取り上げたいのは彼らではない。キングコング西野亮廣だ。

 ……なんじゃ、この私怨たっぷりの【マクラ】は(笑)。
 ライターはこれを書いている瞬間

「うわ〜! 超気持ちいぃ〜!!」
「俺(私)って天才ぃ〜!!」

 って脳内麻薬が出まくっていただろうな…。

 さらに「ライターの頭の中にしか存在しないだろうな〜」という”芸能プロ関係者”や”スポーツ紙デスク”、そして”放送作家”など…。
 「随分と都合のいい発言をするな〜」という関係者たちが、自分ライターの描いた筋書きストーリーに沿ってちょうどいいコメントをしてくれるって…。

 そんな記事を見る度に思うんだよね。

「う〜ん、吐き気する(笑)」


 さてさて…。
 俺の【マクラ】はこんな感じとして(笑)。

 こたつライターの私怨はともかく、西野さんのオンラインサロンのメンバーが減っている…というのは事実としてあるわけで。

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 2020年の年末…映画『えんとつ町のプペル』が公開される前後は6〜7万人いたのが、2万人以上減っている。

 記事の中では、所詮はこたつライターなので情報をただ寄せ集めて都合のいいように掲載しているだけだから『何が原因か?』までは特定していない。

 書き方からして、

「オンラインサロン」や「クラウドファンディング」など目新しいサービスを早めに取り入れた先駆者だったため新しいもの好きの人が飛びついたものの、次第にそれが「常識」となり、人々が飽きて退会し始めた。

 という結論付けを行いたいようだが、いささか表現が足りていない。


 記事の最後に、西野先生の事務所『株式会社CHIMNEY TOWN』に問い合わせた結果が掲載されている。
 (ここだけはちゃんと取材したみたいだww)

「ご指摘の数字は、弊社プラットフォームから登録したFacebook版のオンラインサロンの会員数になります。弊社では並行して、『note』や『Instagram』などのプラットフォームでもオンラインサロンの記事を購読いただいており、他にも『YouTube メンバーシップ』や『voicyプレミアムリスナー』など様々なコンテンツをお楽しみいただいております。

 プペルの映画公開で露出が増えた際に新規会員が顕著に増え、現在は落ち着いておりますが、主にはみなさんのコンテンツの楽しみ方の変化に合わせて複数のプラットフォームに分散した結果と受け止めております」(株式会社CHIMNEY TOWN代表取締役社長CEO柳澤康弘氏、以下同)

 まぁ、常識的な回答の文言が返ってきたようだ。

 で、これを受け…

さまざまなサービスや価値観が生まれては消える現代。
また新たな“金脈”を探しているのだろうか。

 という締めの言葉。
 きっと、校了した瞬間…

「うひょ〜!西野を金の亡者に仕立て上げる記事が書けたぜぇ〜!」

 とでも思ったに違いない(笑)。
 ほんと…書き手の気分次第で一人の人間を善人にも悪人にも仕立て上げることが出来るものだね…。


 文章だけではない。
 先日、料理研究家のリュウジさんがこんな投稿を。

戦争が勃発している最中にロシア料理のレシピをアップして炎上

 という出来事があったが、その件で取材申し込みがあったので「事前にVTRを確認させて」と言ったら断られた…という流れ。

 どこの番組がオファーしたかまでは名言していなかったが。
 ABEMAとかなんじゃないかな…そんなこと聞くの。

 そしておそらく

Q.あなたは親ロシア派ですか?
Q.今、ロシア料理の動画をアップすることを不謹慎だと思わなかったんですか?

 とディレクターは聞くつもりでいたんだろう。
 まぁ…確かに編集次第では印象操作しまくりなVTRが出来るよね…。
 で、チェックをしたら間違いなく悪者に仕立てる方向に持っていけないし。


 俺みたいな弱小noterはともかく…。
 そこそこのポータルサイトのニュースに掲載されればそこそこのアクセスがあるし、それなりのテレビ(ネット)番組に流れればそれなりの視聴数がある。

 そんな大舞台で「悪い印象」を持たれるような文章なり映像を出してしまおうというメディアの作り手…。
 そして、一度流れてしまったら「デジタルタトゥー」として残り続けるネット社会。
 偽ニュースなのに「初見の印象」で陰湿に粘着するSNS民…。

「う〜ん、吐き気する(笑)」


 悪意が生まれるルーティーン。



少しは影響力が欲しいものだ(爆)


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