中小企業で情シス専任がいない場合どうすれば良いのか
こんにちは、DeepApex株式会社(ディープエイペックス)代表取締役の市川 駿です。
中小企業では、情報システム(情シス)の専任者がいないことが多く、IT関連のトラブルやセキュリティ対策が後手に回りがちです。しかし、情報システムは現代のビジネスにおいて生命線とも言えます。このブログでは、専任の情シスがいない中小企業がどのようにIT管理を効率化し、リスクを低減できるかを記載していきます。
現状の問題点
専任の情シスが不在の中小企業では、IT関連の業務が他の業務と兼任されるため、従業員の業務負荷が高くなりやすく、専門知識の欠如からくるセキュリティの脆弱性が露呈することが多くあります。また、システム障害が発生した際の対応が遅れ、業務に大きな支障をきたすこともあります。
対策の基本方針
まずはIT関連の業務範囲を明確にし、何を自社で対応し、何を外部に委託するかを決めることが重要です。緊急性と重要性に基づき、優先順位を設定することで、限られたリソースを効果的に配分します。
具体的な対策方法
アウトソーシングの活用
情シス関連のアウトソーシング会社と契約することで、専門的なサポートを定期的または定常的に受けることが可能です。全てをアウトソーシングする必要はないですが、効率的にアウトソーシングを活用することが中小企業の情シスでは重要です。
社内教育の強化
社員のITリテラシーを上げるための定期的な研修を実施することも1つの手段です。兼任で情シスの役割を担う人材を育成し、基本的なトラブルシューティングやセキュリティ対策を従業員に身に着けてもらうことで、情シス専任がいなくても様々な問題を自己解決できるようにします。一方でこの方法には限界もあるため、現実的には専任者の採用やアウトソーシングの活用はどこかのタイミングで必要にはなってきます。
ツールの導入
情報共有ツールやプロジェクト管理ツールを導入することで、情報の流通をスムーズにし、自動化ツールで日常的なITタスクを自動化することで情シス担当者の業務負担を軽減します。
中長期的な視点
将来的には、ITの重要性が増す中で専任の情シスを雇用することも視野に入れます。そのための人材育成計画や、IT投資の費用対効果を考慮したキャリアパスを設計すると良いです。
まとめ
即効性のある対策と長期的な視点をバランス良く取り入れることで、中小企業でも効果的なIT管理が可能です。まずは小さなステップから始め、徐々に体制を強化していくことが推奨されます。
もし社内の情シスでお困りの場合は是非、当社の提供している『情シスフォース』にお問い合わせください。『情シスフォース』では、エンジニア経験豊富な人材がチームを組み、IT施策の検討から実行、運用に至るまでをサポートしています。