見出し画像

このご時世「写真教室」というのは必要なのだろうか。

かつて写真教室に生徒として参加して、民間の教室の講師を経て2017年に吉祥寺で自身のブランド名での教室を始めてこの「自問」は日に日に大きくなるものがあります。

答えはあるようで、いつまでもない。

社会的にみても写真教室、という業態としては2017年〜2018年あたりがターニングポイントではないかとも思っていて、まして2020年はなおさらガラッと展開した感じですよね。

スマホのカメラ基本講座もオンラインにしたものの、まだまだ試行錯誤中でもあります。

自分が目指すところはなにか

目指す、というか、写真を通じてなにをしたいのか。
そもそも写真撮影など言い方難しいですが、上手いことは目指すところではないのです。結果的に上手いと言えるかもしれませんが、もっと大事な部分は「上手or下手」のベクトルにはない、と思うのです。

個人的に、その人自身が納得できる撮影や作品になればいいし、自信を持てれば他人の意見はけっきょくなんのことはないのです。

楽しめる、ということも大切な要素ですし、想像力の幅を広げたり場面を切り取るということに対する反射神経を磨く、ということに繋がったら良いなと思うのです。

そういうのは一人でやるには足りないことは多いので、そういうのを育てていける場ができたら良いなと。

隣の人が撮ってきた写真をみて気がつくことは結構あります。

本当はそもそも「教室」という名称がいまいちしっくりこないけど・・・・・・

一方で、どうにも気の利いた定義の仕方が浮かばず、表現しにくいところだと思うので「写真教室」って言ってしまうのですが……参加者みなさまが持っているイメージも結果的に「写真教室」というワードの方がわかりやすかったりもしますし。

ただ、ある種の講義形式というか、一方的にコンテンツを提供するスタイルでは足りない気がするというか。

もちろん、講師として、船頭としてリードする、というのは必要で、コンテンツとしてちゃんと提供していきたいというモノでもあります。

習うというという目的よりも各々の気づきを誘発する場として
ひとまず、使い方とかテクニック的な話は年々どこでも手に入る感じになってると思います。YouTubeとかにもたくさん出てきますし。
むしろ機材的な話は自分が使っているメーカー主催の講座に行ってみたほうが良いといつもご案内もしています。

個々人の想像力が豊かになることで、参加者みんなの人生というか生活環境もいい感じなったらいいなとか。

その上で。地域を盛り上げる要素の一つような。
そんなきっかけになったら良いなと考えながら、2021年に向けて再設計を考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?