2020年の振り返りと2021年の抱負
皆さん、大変遅れましたが、あけましておめでとうございます。
去年の12月から、コロナ対応や大雪、今年のシミュレーションなどで記憶がないほど忙しく、やっと気持ちと思考を整理し、発信する隙間を作れました。
まずは、去年の振り返りと今年の抱負を。
2020年は創業して5年目の節目の年でした。金沢の為になることをする、と始めた会社も皆さんのおかげで早5歳になりました。本当にあっという間でした。本当にありがとうございます!
まずは、2020年の振り返り
そして特に、2020年は怒涛の一年でした。一言で言うと、2020年は”加速した”一年だった、”大負けした”一年だった、と振り返ります。
順調に物件数を増やし、スタッフも増え、の中で、新型コロナウイルスの影響で4月~6月が売上前年比90%減、売上が10%しかない、という状況におちいりました。前提としていたことが一瞬で崩れ、あと数年後に起こるだろうと思っていたことが一気に押し寄せてきました。
”加速した”ということについて。
予約が激減し、なりふり構わず、地域のためにできることは何か?自分たちが生き残るためにできることは何か?を考え、行動し、今まで以上にトライ&エラーを繰り返し、戦った一年でした。
その過程で、協働日本や珠洲やLGBTQの方々など生涯忘れられない出会いに恵まれたり、元々やりたかった移住や働くという切り口の事業の片鱗が見えてきたり、地方で起業するためのオンラインスクール”ローカルビジネスカレッジ”を開校したり、珠洲でのエネルギーから自給自足する村を作る壮大な実験場”ゲンダイシュウラク”という新しい事業がスタートしたりと、10年後くらいにやりたいね、と言っていた事業が次々にスタートし、事業化手前に来ているということ。これは、言葉は悪いが、新型コロナウイルスのおかげだと心の底から思っているし、感謝しています。
”大負けした”ということについて。
僕たちの会社は8月決算なのですが、創業以来、初めて赤字を出しました。先輩経営者に指摘していただき、よくよく分析してみると、これは新型コロナウイルスの影響ではなく、僕自身の経営力のなさが露呈した結果である、ということが分かりました。逆に、いままで”経営とはなんたるか?”を知らずに、よく経営してきたな。と。おそらく自分たちの稼ぐ力が高かったからこそ、無理やり稼ぎ、経営できるようになった、と錯覚していただけだと。
例えれば、柔道の基本(体捌きや組手、柔道着の持ち方、など多数)を学ばずに、めっちゃ身体能力が高くてある程度まで強くなってしまった状態であったり、小学校の算数を理解し使いこなす前に大学の数学をなんとなくカンで解いてしまっている状態と同じだと思う。非常に危険な、危なっかしい状態で、ここから先を目指そうと思ったら、基礎基本の地味な動作から学びなおさないといけません。
これに気が付けたのも、新型コロナウイルスのおかげです。新型コロナウイルスが、僕自身の現在地をハッキリと示してくれました。大切なのは試合結果からなにを学んで次どうするか、だと思っています。
今の僕の状態はイメージこんな感じ。笑
改めて振り返ると、2020年の文字“芽”は文字通り“事業の芽”“成長の芽”が息吹いた一年だったと思います。
では、2021年について
今年の字は”造”という字にしました。”創る”でなく、”造る”です。
一つは事業について。
2020年に出てきた芽をしっかりと形として築き上げ、世の中に価値あるものとして多くの人に提供していく土台を造る、という意味です。今までは自由な発想で”創”ってきましたが、今年はしっかりビジネスの仕組みを”造”ることを行っていきます。ゲンダイシュウラク、こみんぐる.work、金沢よそもん会、ローカルビジネスカレッジを一つ一つビジネスとして仕組み化していきます。
もう一つは僕自身について
今年からしっかりと経営者としての勉強を始めます。一挙手一投足、基本動作を身体に叩き込むことを行います。新世界を駆け上がっていくためには、全然実力がたりません。やっと自分の人物的にも能力的にも進むべき方向性がぼんやり見えてきました。僕はやりながら覚えるタイプなので、先輩経営者を捕まえ、話を聞き、実践して、を繰り返そうと思います。
これを読んでる先輩経営者の皆さん、僕から「経営を教えてください」と連絡行くかもですが、その時は快く教えてください★
そんなこんなで、2021年も1ヶ月が過ぎ、残り11か月になりました。あっという間の2021年だと思います。2021年を振り返って、”造”な一年だったな、めっちゃ楽しかったな、と思える一年にするため駆け抜けます!
最後に、大尊敬する松下幸之助の『好況よし、不況さらによし』の言葉が少しずつ腹に落ちてきました。この言葉が説得力ある言葉として言えるように頑張ります!
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