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「ノロノロとしか動けない」その裏にあったもの


悩みとは

僕は2022年10月1日に、約9年振りに「働く」ということを再び始めることができました。働き始めてからは、それはもう必死に働きました。

しかし、若い時(10代後半から20代前半)から抱えていた悩みは、約9年振りに社会復帰してからも、ずっと解消されずにいました。

その悩みは何なのかというと、いくら身体(特に手足)を早く動かそうとしても、ノロノロモタモタとしか、動かせないことでした。この状態を僕自身は「サイドブレーキを引いたままアクセルを踏んでいるような感じ」と表現していました。

だからこそ、このサイドブレーキを解除できれば、僕は素早く動くことができるはずなのですが、どう頑張っても解除できないでいました。と、いうことは仕事のスピードは遅いことは明らかです。

「どうして僕は職場のみんなに申し訳ないことをしているとわかっているのに、サイドブレーキを解除できないのだろう」仕事に復帰してからずっと悩んでいました。

しかし、サイドブレーキを解除できる日が、つまり、ノロノロモタモタから解き放たれる日が、ついに来ました。

解放

2024年1月21日日曜日、職場には、店長、副店長、僕だけ。店長と副店長は別の部屋で作業をしていたはため、僕は黙々と一人で作業をしていました。

しかし、その作業(長ネギを束ねる作業)が、僕の退勤時間までに終えられるかどうか、微妙なところ、というよりも、いつものノロノロの僕では間に合いません。

と、ここで、僕の心(というより脳)に、何らかのスイッチが入ったのです。すると僕は自分自身でも信じられないようやスピードで仕事をし始めました。そう、サイドブレーキが解除された瞬間です。

「嬉しい」素直にそう思いました。

さらに、数分後、僕の仕事の様子を見に来た店長が「しゅん君、君はもっともっと速く仕事ができる」とハッパをかけてきました。するとさらに僕の仕事のスピードは速くなったのです。

その様子を見た店長の表情は「しゅん君、ようやく君の本気が見られたよ。その調子でこれからも頑張れ」と言ってくださっているようでした。作業は無事に勤務時間内に終わりました。

悩みの根本

帰宅途中、どうしてサイドブレーキを解除することができたのか、振り返って考えてみました。

答えはすぐに出ました。僕は今まで「身体を素早く動かすことで、勢い余って身体をどこかにぶつけてケガするとか、誰かをケガさせてしまう、最悪、生命を奪ってしまうのが怖かった」のだと。我ながら恐れすぎです。

しかもそれを10代後半のときからずっと言語化できないまま、ということは解決できないまま、居間まで生きてきてしまったのです。

「僕って、やっぱりバカだ」

そうつぶやきながら、微笑む僕がいました。

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