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そもそもの話CGって何?身近なものからひも解くコンピュータグラフィックス

1、導入

CGという技術は近年広く使われるようになり、
様々なコンテンツにおいてユーザーの目にとまる機会が増えてきました。
様々な技術の結晶であるCGを深堀していく前に、土台となるCGそのものについてお話をしていきます。

2、そもそもCGって何?

・なんか爆発とか作れるやつでしょ?
・空想の世界を作るのに使われていたりするんでしょ?
・ゲームや映画でよく見てるし!
・意味は知らんけどすごいやつね!

はい!皆様がCGに対して持つイメージは概ね正解です。
CGを使うことで様々なコンテンツにおいて素晴らしい作品を作り出すことができます。
ここではそのCGの根幹についてまずは紹介したいと思います。

CG(Computer Graphics/コンピュータグラフィックス)
 CGとはコンピュータを使って生成された画像、及び技術の事

あくまで、CGという言葉の説明ではありますが、
これだけ聞くと小難しいことは何もなく、理解しやすいですね。
あわせて、こちらにも触れておきましょう。

CGI(Computer Generated Image/コンピュータジェネレーテッドイメージ)
 
直訳すると、コンピュータが生成したイメージの事

こちらはCGの説明にもあった、"画像"の示す部分と同義になります。
しかしより細分化した意味ととらえることもできるので、
CG≒CGIととらえてしまって問題はありません。

わかりやすいイメージとしては内包されてる感じ

余談として、日本国内ではCGという言葉で認知され
使われることが多いです。
そして海外ではCGIのほうが広く使われています。
海外映画のエンドロールなどを見ているとCGIという言葉が結構頻繁にでてきますよ!

ここまで紹介した内容は、CGという大きなくくりの一番ベースになる
お話です。
一口にCGと言っても、使われる分野、業種によってさらに
細分化することができます。
身近なものを例に出しながらいくつか紹介していきましょう。

3、CGとその分類

ここでは大きく分けて"2DCG""3DCG"という2つの分類について
紹介をしていきます。
実際に作成をする際はこれらの分類を気にすることなく制作をしていく
事になるので、ここでは「そうなんだー」、とその程度の理解で
問題ありません。

・2DCG

2DCG
 コンピュータを使用して描画、生成されるイラストやイメージ全般の事

ipadなどを使用して、好きなロゴデザインを作成したり
イラストを描いたことがある人もいると思います。
ホットな話題では、Midjourneyなどで生成されたイメージは
2DCGと分類しても良いかと思います。
これらの制作でできたイメージ全般を2DCGと分類するわけです。

・3DCG

3DCG
 コンピュータ内に仮想の3次元空間を作り出し、
 様々な演算によって仮想の立体物を生成したり、イメージを
 生成していく方法

映画やゲームなど、エンターテイメントコンテンツのなかでも
広く使われる方法になります。
CGを使っている、と言われるとこちらをイメージする方が多いと思います。

冒頭でも記述した通り、実際の制作時にはこれらを気にすることはありませんし、実際にユーザーの皆様に届ける作品がどちらに分類されているか、
という事はほぼわかりません。(笑

4、実は身近なコンピュータグラフィックス

ここからは、CGをより身近に感じられるように
いくつか例を挙げながら紹介していきたいと思います。

エンターテイメントコンテンツ

・ドラマ、CM、アニメ、映画などの映像作品
・ゲーム、VRコンテンツなど

この分野に関してはあまり説明をする必要はないでしょう。
最近はエンタメ業界にまつわるコンテンツではほぼ間違いなく
CGが使われていますね。

建築、製造分野

・建築における活用 家のデザインや設計図
・プロダクトデザインなど

実はCGというのは建築分野においても非常に重要な役割を担っています。
コンピュータ上で設計図を描いたり、建築モデルのデザインをしたり
様々な用途で使用されています。
より身近なものだと、車のデザインを作るのにCGが使われています。
皆さんが好みのメーカーに足を運び、好きなデザインを選んでいる、
その車に実は、CGが使われていたりするんですね。
おもちゃの設計なんかにも使われていたりします。
みんな大好きガチャガチャ。精巧に作られているあの商品たちは
CGモデルや設計、またはそれを出力する技術の塊なんですね。
(こんなものが100円、200円程度で買えてしまうというのはすごい事ですね
最近はやたらと高額なものもありますが・・・)

医療分野

医療従事者の方々の教育や講演など
診察時に説明用の資料としての活用

私たちの健康を保ってくれる医療の現場でもCGというのは使われています。
CGを使用する分野の幅の広さがよりわかりますね。
人体構造をCGで作成することによって、より鮮明にそしてわかりやすい
モデルとして教育目的で使用されていたりするようです。
また、患者さんへの説明資料として、診察時に患部の3Dモデルなどが
使われることもあるようです。

この分野に関して私は全くのブラックボックスですので、あまり深追いはしないでおきましょう。。

5、おわりに

ここまで、CGとは何かという事についてお話をしてきました。
興味を持つための第一歩として、記事を見て頂ければと思います。

もちろん、ここで挙げている例以上に様々な分野でCGは使われます。
私も想像すらしていないようなコンテンツで使用されているかもしれません。

皆さんの周りに今あるものでさえ、CGが使われている可能性があります。
そう考えるとCGを知るための入口というのは、皆さんの目と鼻の先に常に
存在しているんですね。

大変長文でしたが、ここまでご覧になって頂きありがとうございます。
このような形で、CGに対してちょっとでも興味を持ってもらい
業界への第一歩が踏み出せるような記事をこれからも作成していきたいと
思います。

また次の記事でお会いしましょう。それでは。


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