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【新商品】光市牛島の塩カフェオーレについて

2020年4月に発売を開始した「光市牛島の塩カフェオーレ
希釈用のコーヒーで、牛乳で薄めると美味しいカフェオレが簡単にできるというものです。
皆さんに美味しい!と言っていただけて、本当にホッとしています。
ここでは、商品ができるまでのエピソードや葛藤など、商品担当者としてまとめてみたいと思います。

塩とコーヒー?

コーヒーの組み合わせは一見不思議な感じがしますが、世界では意外と関わりがあります。
例えば、
エチオピア…コーヒーセレモニーにて(特に古い作法、または田舎の方)
バターやミルク、砂糖の他、塩もトッピングの選択肢のひとつ
ブラックコーヒーに塩を入れることで、苦味がマイルドに。

インド
…濃いコーヒーにたっぷりのミルクを泡立ていれる「インディアンコーヒー」、こちらは甘さを引き立てるために塩を入れます。

その他、カリブ海エリアや米国海軍でも、コーヒーに塩を入れるのが伝統の飲み方と言われていたり…
人間の生命活動に欠かせない「塩」だけに、意外とコーヒーとも深い関わりがあったりします。

誕生秘話

コーヒーボーイ営業部では隔週1回「仮説ミーティング」というものをやっていました(最近さぼり気味)
ミーティングといっても、コーヒー飲みながら倉庫で立ったまま、約30分。

こうやったらいいんじゃない?やってみないとわからんけど
そんな「こうしたら今より良くなるんじゃない」的な仮説を営業スタッフ同士が気軽に話します。

その中で取引先のお客様で一から塩づくりをしている事業を知りました。
ちょうど時を同じくして、光市役所の方から光市オリジナルの商品を作りませんか?とのお誘いもあり。

塩とコーヒーか…ドリップバッグにするか、塩をまぶすかなんて話していると社長がポツリ。

カフェオレベースにすればいいじゃん、やっぱり甘さも必要と思うよ
と一言。確かに! それがいいな…いいとこ持っていかれた~笑

もともとコーヒーボーイには、なぎさのカフェオーレというカフェオレベースがあります。牛乳と割ることで、懐かしい甘みのカフェオーレができるというものです。
こちらと商品的にバッティングしないか、価格は?デザインは?どこで販売する?など、決めなければならないことばかり…そこから商品化が始まりました。

 ロングセラーのなぎさ珈琲店のカフェオーレ

味は?どんな配合にする?

カフェオレベースの中身について、ポイントとなったのはどこまで塩感を出すのか?ということ。
しょっぱいカフェオレは飲みたくないし、かと言って塩感がなければ新商品にならない。
何度か試作品を繰り返し、塩の役割を明確にしました。

・甘さを引き立てること
・カフェオレにまろやかさを出すこと


この2つにポイントを絞り、塩分含有量、コーヒーの焙煎度合いなどを調整していきました。
こちらはコーヒーボーイスタッフのみんなに試飲してもらいました。
緊張したのは、焙煎士の金近さんへ試飲してもらったとき。しかし!一発OKで、塩とコーヒーの調合は割とスムーズに決まりました!

デザインを練る日々

カフェオレベースの中身と同時進行で動いていたのがパッケージデザイン。どんなデザインにするのか?僕自身、デザインのノウハウがある訳でもなく、まずは誰にデザインをお願いするのかが大きなポイントとなりました。

そこで、普段からお付き合いもあり、牛島の塩のデザインも手がけている西村尚倫さん・松田翔剛さんチームに相談をさせていただきました。

ギフトにも使える高級感があって
でも親しみやすく、ユニバーサルなパッケージデザイン

そんなぼやっとしたイメージでのお願いでしたが、快諾していただき、スタートラインにつくことができました。
いくつかのパーケージデザインを作成いただき、どれにするのか?修正を加えるのか?など、とても…悩んだ末、今のデザインが導き出されました。

今では笑い話なのですが、会社の仲間や社長にも話すタイミングを失い、試作品がほぼ出来た状態で1ヶ月くらい会社に持っていけませんでした(^^;
(ほぼ事後報告に近い…)
実際、見てもらった時のみんなの反応がすごく良く、めちゃくちゃ安心したことを覚えています。

頂いたデザインの一部たち

そして、販売開始と今

仮説ミーティングから約1年の時を経て、中身・パッケージデザインも決まり、当初販売開始は2020年3月を予定していました。しかし、コロナウイルスの影響もあり、販売開始は4月中旬となりました。
年間目標は5,000本…
心配していたスタートでしたが、直営店での反応もよく、オンラインストアでも注文が伸びており、お陰さまで半年を待たずして目標本数に達しています!

そして、メディアのみなさんにも取り上げていただきました。
 周南経済新聞 さま
 瀬戸内タイムズ さま
 日刊新周南 さま
 FIGARO Japon さま
 MORE さま     
に掲載していただきました。ありがとうざいます!

MORE11月号

今回は光市牛島の塩カフェオーレにフォーカスしてみました。この商品に限らず、みなさんの「コーヒーの幸せをサポートする」ために、日々美味しいコーヒーを焙煎・淹れ続けたいと思います。

気になった方や、もっと知りたい方はHPをご覧下さい。
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