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シングルマザーとベビーたちと共に

ウガンダに来て約8ヶ月。

これまではJICAの技術プロジェクトと連携する形で、米の技術普及を中心に活動をしてきました。

ウガンダでは輸入米への依存度が高く、一方で米の消費量は年々増加してきていることから、

米の換金作物としての価値は高く、米の収量向上を通してウガンダのコメ農家の所得向上を目指しています。

引き続き米の技術普及活動は継続していくし、今後は陸稲のデモ圃場も作ったりとやることも少しずつ増えていきそうです。

一方で少し前から、JICAや配属先NGOとして行うこうした活動とは別に、個人的な活動として少しやっていることがあります。

一緒に取り組んでいるのは、任地の近くの村にいるシングルマザーたち。

年齢は17歳〜23歳ほどで、妊婦さんもいれば、0歳〜3歳くらいの赤ちゃんのいるお母さんたちです。

様々な事情から彼女たちには旦那さんはいません。

ほとんどが仕事がなく、家族や親戚に頼ったり、ポレッジ(お粥)売りや日雇い労働をしたりする生活。

しかしそれらで得られるお金や支援はごくわずかで、これから彼女たちが子育てをしていくにはとても十分でありません。

子どもの父親に当たる人がお金を送ってくれる人もいますが、必要な時に必要なだけのお金をくれるとは限りません。

旦那さんのいる家庭でも決して楽ではないウガンダでの生活を、お母さんひとりで子どもを育てながら生きていくのは本当に大変なことだと思います。

みんな子どもを学校に行かせてあげたいと言いますが、学費、制服費、教科書代、昼食代、送迎費…など今のままでは払うことができません。

子どもが病気になった時、病院に連れて行くのも難しい人もいます。

「自分は着る服がなくてもいい。裸でもいい。でも子どもには制服を着せて学校に行かせてあげたい。」

あるお母さんがこう言っていました。

子どもの幸せためにできることは何でもしたい、という気持ちは世界共通です。

そんな彼女たちが自分の力でお金を稼ぐスキルを身につけ、

立派に子育てをし、自信を持って生きていく。

そのための手助けが少しでもできるのならしたいと思っています。

これまで何回かトレーニングをしましたが、「もっとやりたい!」と一生懸命取り組んでくれる姿を見ると、

その想い、熱意、期待に応えられるように僕も頑張らないとなと思わされます。

僕の残りの1年半もない任期の中で、なんとか安定した収入を得られるように、

そして最終的には今の赤ちゃんたちが大きくなった時に学校に行けるようにというのを目指してやっていきたいと思います。

内容の詳細については、活動がもう少し軌道に乗ってからまた記事にしようと思います。

それではまた!

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