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若手教員転職記#2 ~活動概観編~

先日、「転職しました」という非常にざっくりしたnoteを書きました。

お陰様で何人かの方に読んでいただくことができ、有難い限りです。
スキをしてもらったことで、「早く続きを書かねば…」という良い刺激にもなりました。

今回からは、前回宣言した通り、私が経験した転職活動をもとに、その全体像がどのようなものか見ていこうと思います。
n=1ではありますが、多少の参考にはなるかと思いますので、お付き合いください。

本noteでは、転職活動にまつわる問いのうち、特に以下を意識しています。

​・転職活動って全体としてどういう流れ?
・いつから、何に取り組んだの?

ゴールを明確にしよう

まずはざっくりと大枠を見ていこうと思います。

そもそも論ですが、転職活動とは、何を目的として行う活動でしょうか。
…そう、転職ですね。

「何を今更…」という話ではありますが、ここを押さえないと話が前に進みませんので、敢えて確認をしました。

では、次にいつ転職したいのか。
これは、人によって様々だとは思いますが、教員であれば年度が切り替わる4月1日を設定される方が多いと思います(私はここに設定しました)

上記を踏まえると、活動全体のゴールが見えてきます。つまり、

○月○日に入社できるように、転職活動を行う。

これが、今後しばらくの目指すべきゴールです。
そこに、自己分析などで肉付けしていくことで、ゴールはより明確になっていきます。
例えば、希望の業界があったとして「○○業界の会社」とすれば、より粒度が高まります(ちなみに私は全然そうしたものが見えておらず、進める中で形づくっていったので、無くても悲観する必要はありません)

最初から完璧なゴールを描く必要はありませんので、見えている範囲で設定し、そこに向かって逆算して取り組んでいくと良いでしょう。

勝負は2ヵ月!

一般的に、転職を含む就職活動のイメージを問われたときに思い浮かぶのは、面接官と面接を行っている様子だと思います。
面接の結果が良ければ次の選考に進む、もしくは内定。悪ければお見送り。
では、転職期間に四六時中こうしたことをやっているのかというと、そうではありません。

そもそも、内定が決まると、今度は今いる職場と退職交渉を始めなければいけません。
退職の意向は基本的に1ヵ月前には伝える必要があるので、そう考えると2月いっぱいまでには内定が欲しいところです。
勿論、事前に退職の意向を伝えている場合はもう少し頑張れるとは思いますが、決まらないときに焦りに繋がりそうだったので私はしませんでした。

また、転職市場自体も、活発になるのが年明けからということや、内定が出てから入社まで長く待って3ヵ月といった採用側の都合もあります。

と、いうわけで、転職活動のうち、面接を行う期間は以下になります。

入社希望日の1ヵ月前を活動期限とし、そこまでの2ヵ月の間

ここが勝負の期間になります。
ここを本丸とし、事前準備として自己分析や求人の選定をしたり、事後に内定受諾や退職交渉をしたりといった取り組みを進めていくというのが、転職活動の全体像となります。

さて、逆算して考えることで大枠は見えてきました。
次に、私の取り組みを例として、どのような時系列を辿ったかを見ていこうと思います。

9月(エージェントと電話面談)

私の転職活動は、まずエージェントと面談を行うことから始まりました。
エージェントとは、転職活動全体をサポートしてくれる方のことで、リクルートやマイナビなどの転職支援サービスに登録することで利用できます。
(私はリクルートエージェントにお世話になっています)

ここでは、転職活動の進め方履歴書・職務経歴書の書き方など、転職活動全般について説明を受けたり疑問点を尋ねたりしました。
やはり、未知のことは詳しい人に聞くのが一番です。
エージェントを何社も登録する必要はないと思いますが、未経験であればあるほど、ひとまず登録して話を聞くのがいいと思います。

ちなみに、私は9月に面談しましたが、別にこの時期でないといけないということはありません。
先に書いたように転職活動が本格化するのは年明けですので、準備(自己分析など)に支障が出ない範囲で日時を設定すればよいと思います。

10・11月(履歴書・職務経歴書の準備)

この期間は12月に向けての準備期間です。
転職活動が本格化する直前に再度エージェントと面談を行いますが、そこで叩き台とするために履歴書や職務経歴書を作成していきます。
これも、サービスを利用することで、必要事項を埋めれば完成する仕組みになっており、非常にスムーズでした。

並行して、自己分析も進めます。
強みや弱み、持っているスキルなどについて、これまでの自分の経験を棚卸ししながら言語化していきます。
とはいえ、始めはどこから手をつけていいか正直分かりません💦
履歴書や職務経歴書には、自己PRや業務実績を書く欄があることが多いので、それを参考に進める、といった程度で良いと思います。
あとは、求人をチラチラ見て何となく雰囲気を掴んでおくのも大事ですね。

とはいえ、私はその後の面接で自己分析不足でだいぶ苦労しました…
余裕がある方は、ネットで調べると色々と面接時に尋ねられることが出てきますので、それに自分がどう答えるかをコツコツ考えておくと後が楽になると思います。

12月(求人の選定・応募)

ここからは、準備が本格化してきます。
まずはエージェントとの電話面談
履歴書や職務経歴書のチェックを受け、必要に応じて修正を行います。

提出書類が完成すると、次は求人の選定です。
書類選考の通過率はだいたい10~30%程度らしいので、応募にもある程度数が必要になってきます。
私の場合も7/37で20%にいかないぐらいの通過率でした。
勿論、全く行く気がない企業に応募するのは時間の無駄ですが、逆に完璧に理想通りの企業というのもないので、自分の中で現実的な最低ラインを決めてその範囲で選定し、複数応募するのが良いと思います。

1月の初めに面接実施と考えれば、年内のうちに書類通過にこぎつける必要があります。
私は正直、求人の見方がザル過ぎて全然絞り込めていなかったですが、この辺りから急に転職活動のスピードが上がるので、早めに取り組んでおくに越したことはありません。

12月の半ばに応募をすると、ポツポツと書類選考通過の連絡が来るようになります(それ以上にお見送りの連絡も来ますが)
書類選考を突破すれば、次はいよいよ面接です。
面接に当たって、企業によっては「このようなことを聞くかもしれません」という情報が貰えるところもあります。
その辺りも参考にしながら、面接に備えて自己分析を進めていきましょう。

1月・2月(面接でPDCAサイクルを回す)

さて、いよいよ転職活動の本丸です。
書類選考を通過した企業と、順次面接を行うことになります。

ちなみに、私の場合では、1月に週に1~3回、2月に週1回の計10回、面接を受けました(1次から最終までの全てを含む)
これが多いか少ないかはよく分かりませんが、週に3回重なったときは正直しんどかったです💦
転職活動は仕事と並行して行うため、カロリーは高めですが、ある程度は日程調整が効くので、自分のスケジュールや体力と相談しながら日程を組んでいくのが良いと思います。

面接の中身自体については、長くなっていることもあって別のnoteに書こうと考えています。
ですので、ざっくりとしたことだけ書いておくと、

受ける → 落ちる → フィードバック → 受ける

基本的にはこのループを内定が得られるまで続けます。
どこに内定を得られるかは、(たとえ希望の会社があったとしても)分からないので、複数を並行して受けていきます。
当然、お見送りになることもありますが、企業によっては「なぜ今回縁がなかったか」をエージェントを通じて教えてくれるところもあります。
特に一度でも面接をした企業の場合、非常に参考になる客観的な視点が得られます。

そうして得られたフィードバックを、自分の人格と切り離して(ココ大事)受け止め、その上で次回どのように振舞うかを考えていくことを繰り返すことで、自己分析や面接での受け答えが洗練されていきます。
そうしたことを続けると、いずれは内定に辿り着ける、という仕組みです。

そして、内定が得られると、今度はその企業と条件の詳細を確認して内定受諾をするか判断したり、今の職場との退職交渉に入ったりします。
ただ、この辺りは現在進行形なので、はっきりしたことは言えません💦
また、これも別の機会で書ければ、なんて考えています。

おわりに

以上が私が現状認識している転職活動の全体像と、そのn=1の経験談です。
もう一度整理すると、全体像としては、

入社希望日の1ヵ月前が活動期限であり、そこまでの2ヵ月を活動の中心としている。自己分析や企業からのフィードバックを通して「○月○日に入社できるように、転職活動を行う」というゴールの粒度を高め続ける活動。

こういったことが言えるのではないかと思います。
具体的な時系列については、あくまで私の一例に過ぎないため、他の方が書かれたものも参考にしながら、イメージしていただければ、と思います。

次回以降では、もう少し具体に踏み込んで、

・面接前にはどのような準備をした?
・面接ではどのようなことを尋ねられるの?
・教職であることは影響した?

この辺りについて振り返っていこうと思います。

今回も見ていただいてありがとうございます。
何かの気づきに繋がれば幸いです。

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