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若手教員転職記#4 ~面接本番編~

転職に関して書いてきたnoteも、はや4回となりました。
まさか4月になってしまうとは…(怠慢💦)
長々と書きましたが、今回で一区切りとしたいと思います。
本noteでは、#3の最後に書いた通り、面接の本番について書きます。

面接とは、戦いである…?

さて、本題に入る前にお礼を。
本noteのトップ絵として、ドラゴンと戦うサラリーマンを採用させていただきました(使わせていただき、ありがとうございます)。

面接とは、このような面接官と就活生の戦い…ではありません。
こういった対峙するイメージがなされることが多いように感じており、私自身、初めはそうした認識がありました。
しかし、これは前提として間違えていると考えています。

では、面接とは何か。
結局は、人と人との相互コミュニケーションです。
どちらかが一方的な立場ではありません。
企業にはその人を採用するかどうか決める権限がありますが、同様に、受ける側にもどの会社に行くかの選択の自由があります。
一社だけを見ると力関係を感じてしまうので、就職活動という大きな枠で俯瞰して、認識を整えると良いと思います。

面接の場が戦いではなく、コミュニケーションの場であると考えるとすると、おのずと向き合い方も変わります。

戦いの場と考えたとき、そこには勝者と敗者がいます。
上手く運べば、良く見せることに成功するでしょう。
反対に、良く見せようとして失敗することもあるかもしれません。

しかし、この場合、勝者は勝者たり得るのでしょうか?

入社をゴールとしたとき、勝者は勝者たり得ます。
しかし、仕事人生はそこで終わるわけではありません。
むしろ、背伸びしたり着飾ったりした結果、上手く会社とマッチングせずに終わる、なんてこともあるかもしれません。

一方で、面接をコミュニケーションの場と捉えるとどうでしょう。
お互いのニーズを理解した(少なくともしようと努めた)上で、いいなとなれば採用、ズレがあるなと思えば不採用がそれぞれ決まるのであれば、こうした不幸なマッチングは減る可能性があります。

よほど入りたい会社があり、入社後も覚悟を決めているのであれば、飾った自分で突撃するのもありだと思います。
虚が実になるということも往々にしてありますし。

しかし、迷っているのであれば、コミュニケーションの場という認識のもと、「お見送りでも自分が否定されるわけではない」と考え、ある程度正直に向き合うのがよいのでは、と考えています。

自分を知ってもらうには何が必要?

そうなると、次なる問いは、「何を伝えれば知ってもらえるか」です。
シンプルですが、これは難しい…

そういうときは、「相手が欲しい情報は何か」を考えましょう。
あるいは「自分が相手だったら何が知りたいか」でも良いかもしれません。

身近な例で置き換えてみましょう。
例えば、新しい場に出向いて気が合う人を探すとします。
知りたいことは色々ありますよね。

名前は何で、仕事は何をしているか。
どんなことに興味を持っていて、今回ここに来た動機は何なのか。
そして、その人は私に興味を持ってくれるだろうか。

こういった感じですかね?
より深い関係になれば興味の内容も変わってくるでしょうが、ひとまず初対面であればこの辺りが当たり障りがないように思います。
そして、面接で聞かれることも、まずはこういったことです。

少し硬い表現にすると、以下のようになります。(若干強引ですが笑)

名前は何で=自己紹介
仕事は何か=職務経歴
興味の対象やここに来た動機=志望動機、転職理由
私に興味を持ってくれるか=逆質問

この辺りは、どの書籍でもサイトでも、面接の際に尋ねられる王道の質問として挙げられています。
まずはここを固めて、しっかり知ってもらうことにしましょう。

そして、これらを掘り下げると、その過程で自分の転職の「軸」がより明確に浮かび上がります。

そうすると、次はその軸から派生した新たな問いが生まれてきます。
例えば、私の場合ですと、

教員してたんだ。なんでうちの業界に転職しようと思ったんだろう。
教員のときはどんなことを頑張っていた人なんだろう。
今後、どういうキャリアを考えているんだろう。

こういったことは実際に質問されました。
正直、自分だけでは求められているように答えられなかったので、エージェントの方と話したり、面接の場で話して反応を見たりしてブラッシュアップしていきました。

最初はほんとによちよち歩きレベルでしたが、重ねていくうちに「良くなってきた」というフィードバックをいただくことができ、なんとか今の職場に採用されて少しホッとしています。
軸を見極める、そして広げつつ磨いていく。
この2つが面接では大事だったなと感じます。

色々書いてきたけど…

さて、気づくともう4月です(早い…)。
4回に渡ってnoteを書いてきましたが、正直本番はこれからです。

今まで転職のことを書いてきて、一応「私はこうすれば上手くいったよ」という体で話を進めています。
とはいえ、今回のnoteで書いたように、転職はゴールではありません。
キャリアにおけるマイルストーンの一つであり、この結果はそのまま今後のキャリアが上手くいくことを意味していません。

転職先は教員とは全く異なる業界で、0からのスタートとなります。
まだまだ未知数の状況ですが、ここで書いたことがしっかりと説得力をもつように、これから頑張っていきたいと思います!

4月から新しいスタートを切った人、今いる場で踏ん張っている人。
それぞれの場で、それぞれの活躍があると思います。
一緒に頑張って、良いキャリアにしていきましょう😊

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