見出し画像

読書記録:学び効率が最大化するインプット大全

< 1 / 50 冊目>
著書に関する情報
・著者:樺沢紫苑さん
・発行日:2019年11月20日 第7刷
・読書期間:2020年1月7日〜15日(実質読書期間は3日)

この本を読む目的

2020年のプライベート目標の1つである、「年間50冊読破(ジャンル問わず、漫画を除く)」をただ漫然と達成するだけでなく、本の知識をインプットすることだけに拘らない、より効率的なインプット方法を身に付け、良質なアウトプットを生むための土台を作るため。

3つの気づき

1. インプットはアウトプット前提で行うこと
2. 本は「パラパラ読み」で良い
3. インプットして得られる気付きは3つで十分

1. インプットはアウトプット前提で行うこと
 ロンドン大学の研究における暗記実験でAチームには「終わった後にテストを行うので暗記してほしい」、Bチームには「終わった後に他の人に教えてもらうので暗記してほしい」として、テストを実施。「教える」ことはしなかったが、Bチームの方が高い点数を取る結果となった。
 これは心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内からノルアドレナリンが分泌されることで「集中力・記憶力・思考力・判断力」が高まるからである。「テスト」も「教えること」もどちらもアウトプットであるが、「教えること」の方が圧倒的に心理的プレッシャーの大きいアウトプットである。インプットしたものをブログやSNSアップという形で自身に負荷をかけていくことで、インプットの質を飛躍的に高めることができるようになる。
 また、インプット時に「方向性」と「ゴール」の設定をすることでもインプットの質を高めることができる。

2.本は「パラパラ読み」で良い
 本の設計図上、その本における重要ポイントは、「各章の最後」「はじめに」「おわりに」「本の後半部分」に書かれている割合が高く、これらの重要ポイントのみ読むことで内容の9割は把握することが可能である。
 脳の仕組み的に、インプットする情報と関連するデータが既に脳内にある方が記憶の定着を促しやすく、「全体像を掴む」→「細部を理解する」流れでインプットすることは理にかなっている。

3. インプットして得られる気付きは3つで十分
 「脳が一度に記憶して処理できる情報は3つまで」とされており、それ以上を処理しようとすると、脳はパンクして逆に全てを忘れてしまう。
 脳の処理能力上、また、気付きを3つと絞る(制限する)ことで「注意のアンテナ」が立ち、脳の処理能力を低下させることなく、学びの効率を最大化することができる。
 学びは欲張らない程度が一番良い。 

明日からのTO DO

1 . 読書でインプットしたものはできるだけ早くnoteにアップして、アウトプットを行う
2 . ビジネス書や実用書を読む場合は、「パラパラ読み」を実践して、より早く・より深く自分の知りたいことをインプットする
3 . 脳の処理限界である「3」という数字を意識し、一度に処理する情報が3つより多くならないように、頭の中で調整してインプットや業務を行っていく。

結びに

 2020年の年始に立てた目標の1つである「年間50冊読破(ジャンル問わず、漫画を除く)」の達成に向けて、読書・インプットをより効率的に行うための1冊目として会社の先輩からお借りした本。
 個人的に一番大きな気付きだな〜と感じたのは3つの気付きのうちの2番目の「本は「パラパラ読み」で良い」だった。これまでビジネス書や実用書をちらほらと読んでいたが、どうしても頭の中に(最初から読まないとどうせわからないようにできてるんでしょ...?)と考えてしまう自分がいて、読み進めるうちに情報の整理が追いつかなくなって結局読まなくなる、というサイクルを繰り返していた。(ごめんよ、これまで積読になってしまってた本たち...)
 実際にこの本を読む時からパラパラ読みを実行してみているが、最初から読み進める方法より、1冊を読み終えるスピードが早くなり、気付きを得たな〜という定性的な実感も強いと感じた。
 これまで読んできた本または積読になってしまっていた本についても、改めて読み直して、アウトプットを図っていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?