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丹後でも利用可能な補助金の種類と特徴

こんにちわ、俊行政書士事務所の櫻井です。

新年度も始まって早くも1ヶ月が経とうとしています。4月になると、様々な補助金公募も始まる季節です。せっかくなのでどのような補助金があって、それぞれどのような特徴があるのか概要をご紹介いたします。

1.事業再構築補助金

2020年から今もなお流行している新型コロナウイルスによって売上減少の影響を受けた事業者を対象として事業構造の転換を促し、売上拡大を促すことを目的とした補助金です。

特徴としては
 ①補助上限額が高い(会社規模と申請枠によりことなるが、最大1.5億)
 ②補助率が良い(最大3/4)
 ③認定支援機関との事業計画作成が必要
 ④今後も残る事業資産への経費支出前提

といったところになります。最初のころと比べると回数が重ねるごとに色々と修正がかかっていますが、それでも事業構造の変革を進める事業者にとっては、非常に魅力的な補助金です。

2.ものづくり補助金

こちらも小規模企業者や中小企業の設備投資支援を目的とした補助金ですが、事業再構築とは違い、事業転換というよりかは自社の既存の事業をベースにより高度化することで、事業拡大を目指す事業者を支援するための補助金です。

特徴としては
 ①設備投資必須
 ②従業員数で補助額上限変動
 ③補助率が1/2~2/3

といったところになります。現在は費用がかさむ事業は事業再構築補助金で申請する事業者も多いことから、総経費が数百万~1千万弱の事業を考えている事業者にとっては、ねらい目な状態になっています。比較的幅広い業種で申請可能なので歯科など1つ1つの装置価格が高い医療系などの事業者にもお勧めです。
昔は単年度予算で採択から事業終了まで2~3カ月しか期間がない場合があるなど、中々なワイルドな補助金でしたが最近は予算措置の方法が変わってハードスケジュールで行う必要がなくなりました。

3.小規模事業者持続化補助金

こちらは小規模事業者の販路開拓に重点をおいた補助金です。商工会や商工会議所のサポートを受けて事業をすすめることを前提としていて、商工会や商工会議所の事業支援計画書が申請に必須となります。

特徴としては
 ①補助上限が50~200万円と比較的少額
 ②補助率は2/3~最大3/4
 ③広告費などに使いやすく、設備投資が必須でない

といったところになります。小規模な事業からでも申請しやすく、事業規模が小さい事業者にとって使いやすい補助金になります。インボイス枠や創業枠など条件が設定された特殊な枠組みも多いのが特徴です。
特に創業枠は200万円に補助上限が上がるので、創業時に広告宣伝や販路開拓に費用がかさむ事業者におすすめです。ただ、特定創業支援事業の支援を受ける必要があるなど注意も必要です。

4.まとめ

今回は丹後でも申請可能な代表的な3つの補助金の概要を説明させていただきました。このほかにもITツールの導入に使えるIT導入補助金などもあります。また、京都府内企業を対象とした補助金もありますのでそれはまた別途ご紹介できればと思います。

ちなみに、上記で説明した3つの補助金は「jGrants」という、国公式の補助金の電子申請システムを利用するので、gビズidプライムなどの取得も必要になります。それぞれについては、別のタイミングでご紹介できればと思いますが、下記のHPも参考にしてください。

当所では、上記でご紹介した3つの補助金すべての事業計画作成支援を行っています。興味があるが、どのように作成したらよいかわからないなど、お困りの事業者様はお気軽にご相談ください。



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