映画作りの経験を作曲に活かすとこうなりました
こんにちは、シュンヤです。
早速ですがまず宣伝を。
7/16に新曲「Watashiame」リリースしました!
ゼロカラコンピレーションVol.8に今回はじめて参加させていただいています。リリースから約2週間ですが、すでに多くの方から感想もいただけていて嬉しい限りです。
下記から聞けるので、是非!(22曲目です)
ゼロカラコンピについて、詳細はこちら。
DTMerの定期演奏会というコンセプトで、毎回多くのアーティストが参加しているイベントです↓
自主制作映画「もしも」の主演を務めたサラさんにVocalをお願いし、僕自身は作詞に初チャレンジ。
実は映画作りの経験がとても役に立ちました。
Watashiame制作にあたり、考えたことをまとめます。
自主制作映画「もしも」についてはこちら↓
①歌詞
まず取り掛かったのは歌詞。
サラさんの実体験をもとに作っていきました。
別れた恋人のことを忘れたいけど、忘れられない。前に進むと決めたはずなのに、ふとした瞬間に思い出す。失恋の傷がまだ癒えていなかったことに気づく。
そんな自分への苛立ち、寂しさ、そして嫉妬。
サラさんにヒアリングを進める中で出てきた、
こうしたリアルな感情や言葉をなるべくそのまま、一つひとつ落とし込んでいきました。
今回の曲のテーマが「雨」だったのですが、
「悲しみ」と「浄化」2つの意味を込めました。湧き上がる感情に徹底的に向き合い、出し切ることで、最後は少し前を向けるような。そんなイメージ。
ボーカルのメロディは歌詞に合わせ、AメロからBメロ、サビと進行する中で段々と感情が昂っていくように作りました。
この歌詞作りに約1週間。
ああでもない、こうでもない、とMTGを重ねてなんとか形になっていきました。
メロディは歌詞と並行して、コード進行から考えていきました。ギターを適当に弾きながらそれっぽいコードを探す作業。これは割とあっさり決まり、何となくのメロディを付けて、そこからは歌詞と少しずつ帳尻を合わせていく工程。
サビのメロディが完成し、歌詞とバッチリはまった瞬間はちょっとした感動モノです。この工程が一番楽しかったかも。笑
いつかアコースティックバージョンも勝手に出そうかな、というくらいサビ気に入ってます。笑
②レコーディング
メロディが完成した段階で、ボーカルのレコーディングをしました。
実はスタジオはあらかじめ日程も抑えていました。追い込むスタイル。なので何としても歌詞とメロディ作りを間に合わせなければいけませんでした。
レコーディング前日までメロディも微調整し、ボーカル練習も詰め込むというギリギリのスケジュール。笑
抑揚やニュアンスを確認しながらテイクを重ね、何とか形に!
サラさんのコンディションも抜群で、エンジニアさんのお力もあり、良いボーカルが録れました。一安心。
3時間に及ぶレコーディングでしたが、集中していたせいなのかあっという間でした。写真撮る暇もなかった。笑(次はオフショットもう少し欲しい…)
③編曲
さて、残るは打ち込みと編曲…なのですが、これがなかなか苦戦しました。
曲作りのスケジュール的に、ボーカルのメロディだけが決まっている状態でレコーディングまで終えていたので、ボーカルを殺さないような音色選びが必要でした。
次からはある程度トラックを作った状態でレコーディングすべきだな、と思いました(よく考えたら当然すぎる…笑)
トラックメイキングで意識したのは、歌詞で表現した感情の機微をどう表現するか。
ここが実は、映画制作の経験が活きた場面でもあります。
映画「もしも」ではBGMを制作したのですが、
登場人物のセリフがない場面で、音楽で心情や情景を表現する、というのは一つの挑戦でした。
今回も「心情の変化」をどう表現するか?に意識を向け、構成を考えていきました。
今回は雨の音をドラムやシンセサイザーで表現し、揺れる感情に合わせて激しく降ったりしとしと降ったりと強弱をつけました。その他音色もかなり時間をかけて選んでいます。是非音に注目して聴いていただきたいです。
最後に
作詞作曲、レコーディング、編曲。
そしてコンピレーションアルバムへの参加。
反省点も多いけど、本当に良い経験が出来ました。
そして何より楽しかった!
サラさんも見事に歌い上げてくれて感謝です。
やっぱり形にするっていいなあ。
ボーカルありの曲も今後どんどん作りたいし、色んなジャンルに挑戦していきたい。
今回のこの経験も、また次に活きてくること間違いなし。
そして実は、この「Watashiame」
MV撮影も決まりました!
YouTubeチャンネル「楽しい映画屋さん」で近々公開予定です。たぶん再来月くらいかな。
チャンネルはこちら。
短編映画やら色々出してます。ラジオもはじめました↓
本業も忙しくなってきて作曲ペース少し落ちるかもしれませんが、今後もいろいろやっていくので引き続きよろしくお願いします。
ではまた。
サポートしてくれたら、もっといい曲作れそう・・・!