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秋の彩りと高層湿原を満喫

テント泊プランを悪天で諦めて、苗場山日帰りに転進。
登りたいと思いつつも、機会を逃していた越後の名山。
名物の高層湿原と見頃であろう紅葉に期待が高まる🍁


🥾駐車場から神楽ヶ峰

深夜から車中泊をして、朝6時にかぐら町営駐車場を出発した。
駐車場には続々と車が入ってきて、あっという間に満車になりそう。

登山日和でどんどん埋まる駐車場

まずは、舗装路を和田小屋に向けて登っていく。
気温は3℃。キンと冷え切った秋の空気が、
まだ寒さに慣れていない体を容赦なく突き刺す。
朝日が秋色に染まり出した山肌を見事に照らし出す。

ゴンドラの支柱に沿って和田小屋を目指す

和田小屋を過ぎると、すぐに樹林帯に入る。
9月の3連休以来のガッツリ登山ということで、
序盤は無理せずにゆっくり登っていった。
下ノ芝の手前で左から別ルートで登山者が合流した。
途中までゴンドラを使うと、ここで登山道と合流するらしい。
ゴンドラを使えるとは…全く知らなかった。
まぁ、、知ってても使わないけど笑

序盤の樹林帯
紅葉はもう少し先かな
上の方は紅葉見頃
やったね!!

再び樹林帯を登り、中ノ芝を過ぎると色づいた木々が目立ってきた。
開けた場所に出ると、谷川連峰など上越の山々がよく見える。
上越の山の山座同定は難しいけれど、
前よりかなり自信が持てるようになった。
ここ数年、あちこち登りまくってきた成果かな?

中ノ芝あたりから紅葉ゾーンに入る
紅葉越しに見る上越の山々

上ノ芝のベンチで休憩。
登り始めてちょうど2時間、良いペースで来ている。
左手にダム湖を見下ろしながら、笹原のトラバース道をゆく。
途中にある「股すり岩」という岩場の通過は注意が必要。
そこを抜けると、神楽ヶ峰までもうすぐだ。

登山道脇の霜柱
エメラルドのダム湖を見下ろす
カッサダムというらしい

🥾神楽ヶ峰から苗場山

ずっと上りだった登山道が、神楽ヶ峰を過ぎると下り始める。
雷水場という水場の辺りから、目指す苗場山が見えてきた。
紅葉と笹の緑がとても美しい。
それにしても、一気に下ってからの急な登り返し💦
急登の上に待つ高層湿原を見るために頑張ることにしよう。

秋色の苗場山
綺麗なんだけど、登り返しが…

意を決して急登に取り付く。
眼下に広がる紅葉を励みにして、キツい急登を駆け上がる。
1箇所だけお助け紐がぶら下がっている箇所があった。

高層湿原目指して、いざ!
眼下に見える紅葉を励みにして登る

急登が緩やかになってきた。
いよいよか?いや、まだこの先に登りがあるのか?
半信半疑でいると、急に視界が開けた!
ついに辿り着いた、苗場の高層湿原✨
予想以上の景色に心が躍る。

これが苗場!やっと来られた!

🥾苗場山と高層湿原

木道をまっすぐ歩き、少し小高くなっている場所が山頂だった。
念願の苗場山に初登頂!
個人的には、これが日本百名山の50座目⛰
ついに、折り返し地点までやってきた。
死ぬまでにあと何座登れるかな〜笑

百名山50座目!

山頂ヒュッテの脇でしばし休憩してから、
少しだけ湿原の奥の方へと歩いてみる。
遠くには、雪化粧した北アルプスがはっきり見える。
この辺りは木道が一本しかないので、
登山者同士のすれ違いが少し面倒だった。

雪化粧の北アルプス🏔
高層湿原と木道
初の苗場を満喫!

🥾一気に下山

高層湿原を思う存分に楽しんで下山にかかる。
急登の下りは慎重に。
まだまだ登ってくる人がたくさんいたので、
すれ違いで頻繁に止まりながらゆっくり下りる。
日が高く昇って、紅葉が朝より鮮やかに見えていた。

昼間になって鮮やかさを増した紅葉🍁

順調にリズム良く下山するものの、あちこちに見える
鮮やかな紅葉に目が止まり、足を止めて何度も写真を撮った。
笹原に点在する赤や黄の紅葉が、パッチワークみたいで可愛らしい。

緑と黄色と赤と青、彩り豊かな秋の山
中ノ芝のあたり
赤が見事!
色づき始めたブナの巨樹🌳

足止めされながらも、12時40分に下山完了。
出発したのが朝6時だったから、往復で6時間40分。
久しぶりの登山にはちょうど良かったね!

昼過ぎに下山
昼飯食いに行くぞ!

🥾まとめ

当初の計画は、高谷池でテント泊して火打山&妙高山🏕
でも、日曜の天気が悪いため、日帰り苗場山に急遽変更。
真っ盛りの紅葉と念願の高層湿原…
秋の苗場山をこれでもかというくらい満喫できた⛰
始まったばかりの秋山シーズン、まだまだ楽しむぞッ!

今回もお読みいただきありがとうございました🙌

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