見出し画像

やっぱり良かった、八ヶ岳の主峰

クリスマスイブの八ヶ岳へ🎄
久しぶりに赤岳を間近で見たくなって、
雪の主峰を目指してみることにした。

🥾八ヶ岳山荘から行者小屋

行者小屋を目指して日の出前に出発。
北沢ルートを辿るけど、雪が無い!!
もう12月下旬になるのになぁ〜笑
最初の方は所々白くなっている程度で、
冬の八ヶ岳らしくない寂しい景色が続く。
標高が2,000mを超えたあたりから
ようやくまともな雪が出てきたけど、
アイゼンはつけずにそのまま進んだ。

徐々に雪が出てきた、でも、少ないよね
やっと冬の八ヶ岳っぽくなってきた!

行者小屋に着くと積雪は10〜15cmくらい。
やはり雪は少なめで寂しさは否めない。
でも、見上げる阿弥陀岳と赤岳は見事👏
雪を纏った白銀の山が青空によく映える🏔

朝日を浴びて輝く阿弥陀岳

🥾行者小屋から赤岳

赤岳へは地蔵尾根から登ることにする。
12本アイゼンをつけ目出帽を被り準備OK!
序盤の急登が結構キツく、早速息が上がる。
この辺りは雪崩のポイントがあるものの、
今の雪の量であれば心配はなさそうだった。

いざ!よろしくお願いします!

最初の階段を登り、振り返るとお待ちかね!
美しい阿弥陀岳が姿を現してくれた✨
本当にいつ見てもカッコいい阿弥陀岳。
後で消すのは分かっているのに、何枚も
同じような写真を撮ってしまった笑

出ました!阿弥陀岳!

地蔵尾根名物の階段が続く。
登りはまだいいけど、下りは結構怖いぞこれ。
冬はアイゼンをつけているので、滑りやすく
手すりを持ってゆっくり進みたいところ。

地蔵尾根の鉄階段
左のハシゴは廃止されたみたい
間もなく地蔵の頭

地蔵の頭に着くと風が意外に穏やかで安心。
冬の八ヶ岳といえば強烈な西風。
以前、権現岳から天狗岳まで縦走したときは、
キレットでその風に襲われて酷い目にあった💦
今回は大人しい八ヶ岳を楽しめそうだ。
ホッ😌

風が吹き荒れるキレット
2022年1月9日

天望荘は小屋開けしていて、穏やかな天候
の中でヘリが盛んに荷揚げをしていた。
風に揺れながらホバリングするヘリは
見ているこちらがヒヤヒヤする🚁

天望荘と荷揚げのヘリ、バックは赤岳

赤岳への登り。
雪が風で飛ばされていてなかなか歩きにくい。
すれ違いが多かったので、文三郎から登って
地蔵に降りる方がメジャーなのかな?
実際、どちらがいいんだろうか。。。

赤岳頂上目がけて!

山頂に着くと360°の大展望!!
日本アルプスはもちろん、頸城山塊や
谷川方面までよく見えている👀
風も穏やかで景色もよし、今日は大当たりだ🎯

5回目の赤岳
丸見え北アルプス

🥾赤岳から行者小屋、下山へ

山頂を満喫して下山へ取りかかる。
文三郎道を下りていくと、めちゃくちゃ怖い😨
雪の少なさが難易度をさらに上げている。
アイゼンが!ピッケルが!刺さらない💦
つまずいて転んだなんて洒落にならないので、
三点支持を意識してゆっくり下りた。

ここ下りるのか〜怖いなぁ
見上げる文三郎、やっぱり怖いね

なんとか中岳との分岐点まで下りてきた。
昼近くだけどまだ登ってくる方が多くいて、
みなさん天望荘に宿泊かな?
クリスマス赤岳、いいね🎄

文三郎道から阿弥陀と南稜
奥は中央アルプスと御嶽

文三郎道の長い階段を下りながら気づいた、
「俺、ここ通るの初めてだ。。。」
初めての阿弥陀岳は中岳道を通って登り、
そこから文三郎道で赤岳へ。
それ以来、阿弥陀岳も赤岳も何度か登ったけど
文三郎は通らず、晴れてお初となりました笑

文三郎の階段から蓼科まで見渡す
地味に嫌だった階段
グラグラの段が一つあってほんとに焦った

行者小屋から先の装備に悩む。
アイゼン付けるほどでもないし、かといって
下りだからツボ足はちょっと怖いよなぁ。。
はい、持ってて良かったチェーンスパイク😎
実際、チェンスパでちょうど良かった✌️
昼過ぎには八ヶ岳山荘まで下山して、
温泉には入らずサクッと帰りました🚙

🥾まとめ

約2年ぶりの登頂となった赤岳。
繰り返しになるけど、やっぱり雪が少ない。
少雪ゆえにアイゼンもピッケルも効きが甘く、
危険度が上がっている箇所が多かった印象。
この先どうなるかわからないけれど、
事故が起こらないことを祈るばかり🙏
雪不足の寂しさはあったけれど、
景色は十分楽しめたので大満足🙆‍♂️
今回もおつかれ山でした⛰

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?